特撮ヴィラン語り ~その434 特空機4号ウルトロイドゼロ~
昨今のウルトラシリーズの中でも大人気となった「ウルトラマンZ」。
宮野真守さんが演じる人気キャラ:ウルトラマンゼロの弟子を自称する三分の一人前のルーキー戦士、ウルトラマンゼットの奮闘する姿が笑いと話題を呼び、ネット流行語にもランクインするという大ブームを巻き起こしました。
いやもうウルトラマンでこんなおバカキャラやっていいんだってTVの前で大笑いしましたからねわたしゃ
そんな「Z」から恒例化した新たなフォーマットが、防衛組織が操縦してウルトラマンを援護するロボット兵器の存在。以降の作品でもたびたびウルトラマンを助ける心強い味方として登場するようになったのですが、「Z」ではその発展が大きな話の軸を担っていました。
それが、防衛組織「ストレイジ」が保有する特空機。最初に開発された1号機のセブンガーをベースに、次々と劇中では新型の特空機が開発されていきました。
スピードに特化した2号機のウインダム。
ゼットによって破壊された宇宙ロボット:キングジョーを回収して改良を加えた火力重視の変形合体式3号機であるキングジョーストレイジカスタム。
人類が単独で怪獣を倒すことができる、自衛のための巨大兵器。それこそが特空機の存在意義であり、キングジョーストレイジカスタムがそれを遂に成し遂げたことにより、上部組織の防衛隊はどんどん「ストレイジ」の活躍に注目していきます。
その結果として求められるのは、もちろんさらなる戦力の増強――ゆくゆくはウルトラマンをも上回るほどの。その成果として生み出されたのが特空機4号であるウルトロイドゼロです。
初見で思いました
なんでゼットじゃなくてウルトラマンゼロに似せて作ったんだストレイジ
いや確かにゼロも来てくれましたよ地球に?
でも1回だけじゃん。ピンチのゼロを助けに来てくれた1回だけ。しかもその時は別にウルトラマンジードもいたわけでね。その1回でどんだけゼロに注目してんだよ防衛隊。いくら何でもゼットの扱いが可哀そうだよ。
しかもこのウルトロイドゼロは劇中の黒幕である寄生生命体セレブロに利用されて、最後の敵となる怪獣デストルドスに変貌してしまうという末路を迎えてしまいます。
そう、図らずもウルトラマンの敵として悪用されてしまったわけです。
その結果「ウルトラギャラクシーファイト」では敵の宇宙人によって再生させられやっぱりウルトラマンたちと戦うことになりました
もう完全に悪役になり果てちゃってんじゃんそれでいいのかストレイジ
まあ、武力増強を求めすぎた結果、胸のところに次元崩壊兵器「D4」を搭載されちゃってますからねこいつ…
そんな危ないもの作るなよ防衛隊!!
matthew
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