見出し画像

特撮ヴィラン語り ~その401 ゲンムがどうにも止まらない~

特撮界隈が先日、ある発表を受けて軽くざわつきました。
東映特撮ファンクラブで配信されている「仮面ライダーアウトサイダーズ」にて、檀黎斗/仮面ライダーゲンム新たなる最強フォームが追加されるという一報です。

あの神マジでやりたい放題が過ぎるんだよ

さて、何故「」と呼ばれているのでしょう?
もちろん知らない方は当然そこを疑問に思うと思います。黎斗を演じた岩永徹也さんがクイズ番組などで登場すると、ご本人もよくそのことを話題に挙げてファンを喜ばせてくださるものですが、ここで檀黎斗の経歴をダイジェストで振り返ってみましょう。

元々、檀黎斗は「仮面ライダーエグゼイド」の登場人物の一人でした。
劇中のキーアイテムとなるガシャットを開発し、様々なジャンルのゲームを世に送り出して来た有名会社「幻夢コーポレーション」を率いる社長にして敏腕ゲームクリエイター。
しかしその一方では人間に感染するデータウィルス:バグスターを生み出してパンデミックを巻き起こし、自らが思い描く究極のサバイバルゲームを現実世界で実現させようとする狂気の天才という裏の顔を持っていました。
自らも仮面ライダーゲンムに変身し、パンデミックを防ごうとする他のライダーたちと敵対する場面が多かったものの、途中その計画をまるまる横取りしてしまった父・檀正宗/仮面ライダークロノスという共通の敵を前にして、改心することなく利害の一致だけで主人公たちに協力するという異例のルートを辿りました。

ホント改心しなかったもんね最後まで
あんなに周りから白い目で見られるパーティーメンバーってなかなかいないよどんなゲームでも

そしてこの檀黎斗。ゲンムがパワーアップするのに比例してどんどんイカレっぷりもパワーアップしていくんですよこれが
最初は正体を隠して暗躍して来たこともあってか、静かなトーンで理知的な振る舞いだったんですが。いわゆる「バイオハザード」のようなゾンビモノのゲームの力を体現した姿:ゾンビゲーマーになると、変身の時に白目を剥いたり、マイクが音割れするほどの声量で高笑いをあげる狂気が露になり、ここから事あるごとに「私には神の才能がある!」と嘯くようになっちゃって。
その後紆余曲折を経て落命してしまうのですが、人格をコピーしたバグスターとして復活すると「死を超越した私はもはや神そのものだ!!」とさらにイカレっぷりがレベルアップ。TV本編の後日談となるVシネマではさらなる強化形態:ゴッドマキシマムゲーマーの力を手に入れます。
そして遂に彼は時代や作品の枠すらも超越し、「仮面ライダーゼロワン」のスピンオフにも登場。そしてここで何かよく分からんうちに(雑)父:正宗と和解を遂げ、人格を転移されたアンドロイド:ヒューマギアとして転生。
そこから「仮面ライダーアウトサイダーズ」にてクロノスの能力である時間停止能力「ポーズ」を身につけたさらなる最強形態:無双ゲーマーに変身し、その先にハイパー不滅ゲーマーという新たな形態に到達するという……

マジでいい加減にしろよ神よ

matthew

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?