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特撮ヴィラン語り ~その126 仮面ライダーソロモン/マスターロゴス(イザク)~

いよいよクライマックスの「仮面ライダーセイバー」。ラスボスもいよいよ定まり、どんな結末になっていくのか目が離せない現状です。

そんな「セイバー」において、中盤から後半に向けてのメインヴィランとして暗躍したのが、なんと仮面ライダーたちが所属する組織「ソードオブロゴス」のトップであるマスターロゴス。
これはなかなかに衝撃的な展開でしたねー……

いやまあ特ヲタになると大体トップが裏切るパターンってヤマ張っちゃうから予想してた人結構いるんでしょうねホントはね
でもラスボスちゃうんかいってはなったよね

「セイバー」におけるライダーたちは各々が聖剣に選ばれた剣士ですが、それら全てと、彼らが扱うワンダーライドブックを全て集めることがマスターロゴスの真の目的でした。
炎の聖剣の使い手が不在になって久しい中で、主人公の神山斗羽真が聖剣を手にしたことを知ると、マスターロゴスは本格的に計画を開始。その聖剣を回収しようと、斗羽真が裏切りを考えているように部下たちを騙して対立を煽ります。
その最中に行方不明になっていた光の聖剣の使い手:ユーリが再び現れたのは多分ラッキーだったんでしょうね。これで少なくとも10本の聖剣の所在が把握出来たんだから。

うん何か計画の詰め甘くねってちょっと思った
最後ラッキーやん結局

聖剣とワンダーライドブックを揃えることで、絶大な力を秘めた「全知全能の書」を呼ぶための儀式が出来る。それこそが今のマスターロゴス/イザクの目的。
でもそのための命令が色々ムリがあるんでしょうね。命令に違和感を感じて次々に剣士たちは組織を離れ出す始末。それでも「まぁいいでしょう」ってお構い無しにして計画をどんどん進めるマスターロゴス。

よくないよね誰がどう見てもね

まぁなんやかんやあっても剣士が全員揃うお膳立てはしたんで、とりあえず儀式は強行出来ました。
ところが最後の最後で剣士たちが足掻きに足掻いて、斗羽真も頑張った結果、儀式は完遂出来ず。「全知全能の書」は手に入ったものの不完全な形になりました。
それでも「まぁいいでしょう」って去っていくマスターロゴス。

だからよくねえって全然

「全知全能の書」はオムニフォースというワンダーライドブックに姿を変え、その力でマスターロゴスは仮面ライダーソロモンに変身。実はこのソロモンのスーツって他の着ぐるみからパーツをツギハギした流用なんです。
頭は「セイバー」劇中に登場した仮面ライダーカリバーの強化形態:ジャオウドラゴンのもの。
体は「仮面ライダージオウ」の敵メカ兵士:カッシーン。
マントはWeb限定配信の「鎧武外伝」に登場した仮面ライダーブラーボ・キングドリアンアームズのもの。
武器の大剣カラドボルグは、「セイバー」が武器として使っていたキングエクスカリバーの塗り替えという。
この使い回しっぷりを叩く一部ファンもいたんですが、個人的には使い方上手いなあと思ったんですよ。

というのもね、様々なワンダーライドブックの力を合わせたこの「オムニフォース」のライドブック。名前の由来は色んなジャンルが一冊にまとまった「オムニバス」なんです。
そうなると別々の作品に出てきたキャラの着ぐるみのツギハギデザインに、その「オムニバス」というコンセプトが理屈づけとして成立しちゃうんですよね。
こじつけかもしれんけど、そう解釈したらむしろ「新しいスーツを一から作るより、ツギハギのほうがいい」とも言えちゃうくらい。
そういう意味でも、ソロモンのデザインって好きですねー俺。

matthew

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