特撮ヴィラン語り ~その403 暗黒魔鎧装アーマードダークネス~
歴代シリーズの総決算のような形で2007年に制作された「ウルトラマンメビウス」は、その後様々な後日談エピソードが制作されています。
その中で、TV本編の直後にあたる時間軸のエピソードが、Vシネマ作品「ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス」。
この作品に登場する敵が今回紹介するアーマードダークネスですが、実のところめちゃくちゃその後のウルトラシリーズにも関わっていく重要キャラなんです。
アーマードダークネスとは、「メビウス」TV本編でラスボスとして登場し、かつそれまでのウルトラシリーズの歴史において設定のみだったものの因縁の相手として名前が出ていたシリーズ最大の敵、暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人が身につけていた鎧。
その闇の力は強く、鎧だけでも活動できるうえに、おまけに身につけた者の意思すら乗っ取ってしまうという恐ろしいアイテムです。
なんか西洋ファンタジーホラーにありそうな呪いの鎧だと思ってください
いや実際スゴいんですよ。なんたって、鎧を破壊しに来たウルトラ戦士にすら取りついて操れてしまうほどですから。
というか元々エンペラ星人がウルトラ戦士特攻な能力持ちで。あらゆる光を憎むが故か、必殺のレゾリューム光線はウルトラ戦士の肉体を分解してしまうヤバい光線なんです。そしてアーマードダークネスももちろんそれが使える。
光が苦手という意味では逆にウルトラ戦士もエンペラ星人の天敵といえますが、まあとにかくそのくらいアーマードダークネスはウルトラ戦士と相性が悪すぎる存在なわけです。
なんでその鎧置いてったままエンペラ星人が地球に来たのか分からんもん未だに
そしてこのアーマードダークネス、ウルトラマンメビウスに倒された後も何度もその後の作品に登場します。
「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」シリーズではウルトラセブンに取りついた衝撃的な状態で姿を現し、第2期のラスボスに君臨。
さらにその後「ウルトラゼロファイト」で、悪のウルトラ戦士:ウルトラマンベリアルが逆に鎧を乗っ取りカイザーダークネスとして再登場。これもまた衝撃的でした。アーマードダークネスというかベリアルがしぶといんだよここまで来ると。
その後、なんと昨年TSUBURAYA IMAGINATIONのオリジナル作品「ウルトラマンレグロス」にて、マグマ星人がアーマードダークネスーーを真似た鎧をつけて攻めてくるという形で登場。
いや偽物でよかったわ
さすがに本物だとしたら鎧いくつあるんよって話だよ
ますます使えばよかったやんエンペラ星人ってなるもんな
matthew
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