ネパール🇳🇵嫁総括

2024年4月22日 10:08

ナマステ🙏(ネパールのこんにちは✨)
ネパールでの滞在は、間違いなく今後の私の生活に大きな影響を与えるものとなりました。

実は今年になってから「何か足りない」「このまま日本に帰れない」という感覚があって、ちょっともやもやしていました(もちろんそれぞれの国での滞在は最高だったし楽しんだのだけど👍)
それは1番興味のあること、1番学びたいことにまだ出会えていなかったからでした。
でも今回のネパール滞在先は私が求めていたものが全部詰め込まれた場所で🥹
最後のworkaway体験でこの場所に出会えたことに心から感謝しています☺️

ネパールで滞在させてもらったパティスワラ村では、とても健康的な毎日を過ごしました。朝は5時半に目覚め(鶏が4時半になきだす)、日中は畑仕事で汗を流し、夜は21時半就寝。
夜はクタクタになっていて、日記を書きたいのに起きてられなくて、毎日布団に入ったら3秒で寝てました。
そんな日々から離れてやっと落ち着いたので、ネパールでの生活について書いていきます。

道はまだ舗装されてなくて、どの家もほぼ自給自足。縁側みたいなとこに豆や野菜を広げて乾燥させてある。家にはヤギと牛と鶏を飼っている。
道を歩けば村人と遭遇し立ち話。
村の人はみんな知り合い。
度々ご近所さんと物々交換。
子育ては近所の人も参加して、みんなで育てる。
そんな感じの温かい村です。
この村は私が7歳まで住んでいたおばあちゃんちの雰囲気に似ていて、ここに暮らしながら度々昔の記憶を思い出して懐かしい気持ちになりました。きっと昔の日本の生活もこんな感じだったんだろうなぁと想像します。

キッチンは離れの小屋の中。
小さいガスも一応あるけど
お料理には毎回火を起こして
ここで調理する
おかあさんは火の扱いの天才だ

石臼で米を粉にしているところ。
無農薬米で自家製米粉。
ターメリックなどのスパイスも
ウコンを乾燥させ石臼で粉に。
なんでも自家製。

なんでも自家製、、、ということはお肉もその一つ。
写真を載せるのはやめておくけれど、ある日の早朝、お父さんが昨日まで元気にないていた鶏の首を切って逆さに吊り、血抜きをしていた。。
起きてきたホストのカミが次はそれを肉にする作業。熱湯をかけて羽を抜き、内臓を出して全てを食べられるように綺麗に洗って切っていく。。
鶏のお腹を切った後、中を少し触らせてもらうとまだ人肌くらいあったかくて、さっきまで生きていたことが感じられた。。
鶏を殺して捌いているところは思わず目を伏せたくなる場面で、なんとも言えない気分だったけれど、私たちが肉を食べるからには知っておくべきだと思い、全て見させてもらった。
私はこの尊い命を頂いてるんやと改めて思った。スーパーで並んでる肉は「生きていた動物」とは想像させないパックに詰められた食品になっているので。。

村の子どもたちはおやつに、サトウキビをかじったり、野生の実を取って食べたりしています。
なんて健康的でいいおやつ！

ホストのお父さん。
葉っぱで作った入れ物に
黄色いベリーを詰めて
なのにプレゼントしてくれた。
ウニに見える😂

今はスーパードライシーズンらしく、水はとても貴重で、水道から水が出るのは朝・夕の２時間のみ。そのため限られた時間に、家にある有りったけのバケツやボール、鍋に水を溜めて、それを必要なときに大事に大事に使います。

村の上部にみんなが使う湧水が溜められている
大きな大きなタンクがある。
早朝と夕方に当番の女性が水を解放。
写真はタンクを開けに来た時。

私たちの国では水道をひねれば水が無限に出るので、こんなに水を大切に使ったことがなかった。感謝の気持ちを感じた事もなかった。
不自由なく水を使えるって、なんとありがたいことなんだろう。
１日に自分が使っている水の量なんて考えたことなかったけど、たくさんの水を使っていたことに気づく。
そしてどれだけ汚れた水を出しているかということも。。ここには下水処理場はないので
私たちが汚した水は、すべて汚れたまま土に染み込んでいく。

家の排水溝からどこへ汚水が流れていくのか
気になって辿ってみると、
畑の一部に大きな穴が掘られていて、
そこにすべて汚水が溜まっていた。
(トイレの水だけは別のところへ繋がっている)

食器を洗った水、洗濯後の水、歯磨きの後の水、、、それらは時間をかけて土に染み込む。。想像するとなんか嫌な気持ちになる。
歯磨き粉もケミカルな洗剤も強力な食器用洗剤も使いたくない気持ち。
汚水が大地に染み込んでいくのをみると水を汚したくないって強く思う。
今の私たちの日本の生活ではそんなことを感じることはないし自分達が汚したものが最終的に自分達に返ってくるなんて想像しにくい。

この生活は、自分と自然が循環していることがすごく感じられるので、なるべく自然を汚さないように、地球に優しく生きようって思わせてもらえる。

嫁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？