見出し画像

【Day318】モンテネグロ旅行記🇲🇪

各地で毎回思うのが、トイレの便座がいつも冷たく、ある種のヒヤリハット案件なのが困る。

日本のように電気で温めるのはおろか、便座カバーを装着するという文化が無い為か、便座の暖かさにうるさい僕としては毎回太ももがひんやりするのは耐え難い。

未だ出会わぬ海外での温かい便座を求める旅は続きます。



さておき。


11月にオランダに入国した事によりビザの関係上、シェンゲン脱出の為、モンテネグロに来ています。
名前は聞いた事あったけれどイマイチ場所はピンと来ていなかったモンテネグロ。

言葉にして言いたい国上位のモンテネグロ。


旧ユーゴそしてセルビアからも独立して日が浅いこの国は、所謂独自の文化というものがあまり無いらしく、他のバルカン諸国と同様な食文化を系譜しているそうで、THEモンテネグロ料理というものは取り立てて無いそうな。


僕らがまず訪れたのはクロアチアからバスで南下し3時間程のコトルという街。

控えめなWELCOME



繁忙期ならば国境越えのパスポートチェックで2時間はかかるそうだが、そこはやはり閑散期。
道はすいている上に僕ら以外に2人しかいない乗客の為、何事もスムーズに事は進み予定通りの時刻にコトルへと到着。


入江に面したこの街はドブロブニクに引けを取らず海がキレイで、そびえ立つ迫力万点の岩山が街を取り囲み、それはまるで要塞のような出立で、山の向こう側が一体何なのかエレン・イェーガーでなくとも気になる所。

眼前に広がる岩山。
どことなく儚げで、厳格さが漂う。


岩山には登る事ができ、街を一望できる
相変わらずのiPhone8クオリティーをご賞味あれ。


この街も引き続き赤い屋根。
RPGに出てきそうな家が連なる



世界遺産ともなっているコトル旧市街にはヨーロッパとはまた違う趣きがあり、カッコ良さもありつつも、そこはかとない悲哀もあり、勉強不足の為詳しくはわからないが旧ユーゴの紛争等を経て成り立ったモンテネグロという国の底力のようなパワーが感じられる。


旧市街には溢れんばかりの野良猫がいるのだが、街の人や観光客に愛されているらしく、どの猫も人懐っこい。
コトルという街ごと猫を愛でているかの如く、猫専用の家や、ペットボトルをリサイクルする事によりエサが与えられるシステムがあったりと、猫好きな我が家にとってはニャンとも嬉しい街。

一匹の猫と小枝で遊んでいたら、いつの間にいっぱい集まり
猫の召喚士になったかのような娘。


猫専用の家。さながらアパート。
ペットボトルリサイクルのタイマー式自動餌やり機。




街の人々はやや無愛想(シャイ?)ではあるが、横断歩道を渡ろうとしていると必ず車は止まってくれたりと、とても優しい印象。
さらには他のユーロ圏に比べると物価も幾分か安いので、フランス以降怒涛の移動と外泊続きの我が家には財布的にも優しいのが有り難い限り。
※通貨はユーロ


余談ですが、クロアチア&モンテネグロでは「SOBE」と呼ばれるAIR B&Bのような所に宿泊しています。
クロアチアでは40€程だったのが、モンテネグロでは一泊20〜30€程でお得。


2日間程コトルを堪能し、お次は少しだけ南下しモンテネグロはブドヴァに移動となります。

インスタグラマーのような恥ずかし写真も
自然に撮れるモンテネグロ
この街の路地裏も素敵だった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?