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日記

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◯2020/12/25〜2022/02/03 ◯2022/02/04〜2022/08/07 ◯2022/08/08〜お休み中
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2021年9月の記事一覧

2021年9月29日(水)

 すこし前だけどバレエを観に行った。友だちがオーケストラで出るから行った、ストーリーは事前にWikipediaで調べてなんとなく頭に入れてから見たんだけど、始まる前になんて書いてあったのかほとんど忘れて、冒頭は縄につながれた人たちがいたからあの人達は奴隷なんだな、ってことは分かったけれどそれ以外は分からなかった。
 でもたぶんバレエはストーリーは二の次で、ここはなんの場面で、どういう展開をしている

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2021年9月28日(火)

 昨日はnoteの日記を書かなかったのは、大学ノートに手書きの日記を書いたからと昨日の日記に書いたけれど、今日は小萩海さんの『朝の記録 二〇二一夏』が届いたのでパラパラと読みはじめる、自分もこの日記を本にしよう、と決めた。1年分全部だから、二段組みにしてもそれなりの分厚さになると思うし、表紙はどうしよう、あいつの写真を借りて表紙にしようか、あの人の絵を表紙にしようか、いややっぱり自分で描こうか、と

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2021年9月27日(月)

 今日は大学ノートに日記を書いたのでこっちの日記はお休み。

2021年9月26日(日)

 起きたら9:42だった。『仮面ライダーリバイス』は終わっちゃってて、『機界戦隊ゼンカイジャー』ももう12分も進んじゃってる。『ゼンカイジャー』は録画しているので観れなくても大丈夫なんだけど、『リバイス』は録画していないのでリアルタイムを逃すと観られない。先週は朝から用事があって観られなかった、今週は! と楽しみにしていたんだけど、昨日はいろいろしたし、疲れていたからぐっすり寝た。布団のなかで後半

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2021年9月25日(土)

 この前、小萩海さんの日記を購入し、自分も本にしようか、となんとなく思う。来年の5月に東京で文フリがあるらしいんだけど(ちゃんと調べたら次回は11月、次々回が5月)そこで販売する、しないに関わらず、一回本にしてみたい、この日記を本にしてみたい、という気持ちになった。この日記が終わったら、今度は「ユリシーズを読む生活」、タイトルは丸パクりだけど笑、『ユリシーズ』をちゃんと毎日読んで日記を書いてみよう

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2021年9月24日(金)

 みんな書いてる。俺も書かないと。書けないときこそ書くことが薬になる。

 仕事を終えて、ビールを飲む。ビールを飲むと「みんな大好き」みたいな気持ちになって、本当にみんなが幸せになればいいと思うし、今幸せじゃなくても将来幸せになって欲しいと思うし、環境、性別、なにも諦めて欲しくないし、それぞれの場所で、もう一生会わないかもしれない、でもたぶんこれから結婚ブームになるから結婚式のたびに会えるだろう友

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2021年9月23日(木)

 また今日も何もしなかった。「何もしなかった」んじゃなくて、たんに書きたくない。
 でも何もしないことってそんなに悪いことなのか。いつの間にか、何もしないで過ごしてしまった日は「無駄に過ごしてしまった」と思うように、誰に言われたのか思うようになってしまって、オトナに上から言われる分にはどうでもよかったんだけど、自分自身でも言うようになってしまって、こういうものとはちゃんと戦わないといけない、でもど

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2021年9月22日(水)

 ひさしぶりに何も書くことがない。正直に告白すると、正直に告白しなくてもいいのかもしれないけれど、いや、正直に告白した方がいい。伊集院光もそう言っていた。
「ラジオを長く続けるコツは、正直に全部言うこと。
 たとえばキザなことを言って、『お前なにキザなこと言ってんだよ』と思ったらちゃんと、
『お前なにキザなこと言ってんだよ』
 って言う」
 なので正直に告白すると、ここ数日の日記は面白かった。書い

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2021年9月21日(火)

 八朔さんはいま川原にいた。川を眺めている。
 八朔さんの視線の先には、川床の石に引っかかって水面から突き出た細い木の枝があった。川幅は、その枝の奥に見えている背の高い草の茂った小さな中州を挟み、対岸までは三十メートルか、もう少しあるだろうか。川の水は澄んでいて、流れは穏やかだった。あの突き出た枝は、その周辺の流れにわずかな変調をもたらしている。けれども川上から川下へと流れる流れの大勢に影響するほ

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2021年9月20日(月)/ハレルヤ

 土曜日の「アド街」は谷中特集だった。山田五郎といとうせいこうが同じ番組に出てるのを観るのは嬉しいなあ、昼からビール飲む宇賀なつみかわいいなあ、うなぎの寿司を紹介しているときに峰竜太はなんでも知ってるなあ、なんでこんなになんでも知ってんのかなあ、「出没!」って峰竜太のことじゃないかなあ。

 谷中、といえば「ハレルヤ」で、
「おお、ハレルヤだ~」と思いながら観る。路地裏とかの感じが「ハレルヤ」っぽ

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2021年9月19日(日)/アドレス帳

 無印良品でなんとなく買って、なんとなく買ったから買って帰ってきても使い道がなくて、そのまま放置、たまに開いてヘタクソな絵を描いたり、断片にもならないような文章を書いたり、力任せにグルグル線を引いたり、斜線を書いてみたり、誰に見せる予定のないサインをしてみたり、しばらく経って本棚の奥から見つけて赤面して、30ページ分ぐらいがカッターで切って捨てられている「単行本ノート」に、毎日1ページずつ、日記み

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2021年9月18日(土)

 昔は、若い頃は、と窓目くんは念を押すように思った。三人が集まればとりあえずみんな煙草を吸っていて、なにを話していたかはもうよく思い出せなくて、それこそ煙になって消えたみたいだった。けり子の口元にも、滝口の口元にも煙草があって、煙が出ていた。ふたりが吸っていた銘柄まで思い出せた。けり子は赤のマルボロで、滝口はラクダの絵のキャメルマイルドだった。俺はラッキーストライクだった。なにを話していたかは思い

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2021年9月17日(金)

 窓目くんは、昨日の夜からいままでのことを順番に妻に話して聞かせた。昨日は八朔さんたちと花見をして、そこには私たち夫婦もいた。そこで窓目くんは飲み過ぎて酔っぱらい、夫に帰るようにうながされて半ば怒ったように出ていったのだったが、窓目くんはそのことは全然覚えていない。ゆうべは少し酔っぱらってたみたい、気づいたら田無の駅にいて終電が終わってたから結局タクシーで帰ったんだよ、と妻に言った。俺、なんかみん

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2021年9月16日(木)

(…)もう九十一歳のおじさんが、長年続けてきた鉄くず解体の仕事をやめるということは、六十歳とかで会社を退職する人の引退とは意味が違って、きっともうおじさんは仕事に復帰することもこれから新たに別の仕事をすることもないのだろう。それを思うと私はおじさんの人生のことを考えずにはいられないというか、常日頃家の前でおじさんと会って挨拶を交わしたりするたびに自分がおじさんの人生について考えていたのだということ

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