見出し画像

#カメラ談義 #中望遠マクロレンズの愉悦

3本の中望遠マクロレンズ

私は個人的に中望遠領域の焦点距離が好きで、マクロレンズもこの領域(80mm〜105mm)で3本を所有しています。

NIKON AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
PENTAX smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
FUJIFILM XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro

以上の3本です。
それぞれ個性があり、どれも写りの良いプレミアムレンズです。
まあ焦点距離・機能(マクロ)的には被っている訳ですが、それぞれに一長一短があり、それなりに使い分けています。
この焦点距離域のマクロレンズはそれなりに数が出るせいか、価格もそれなりにリーズナブルに感じたといった事も3本保有の理由の一つでもあります。

一応どの組み合わせも普段使いしているピークデザインの5L ウェストバッグに収納可能です。
K-1 だけ少し余裕があり、他の2機はキチキチとなります。


NIKON vs PENTAX


FUJIFILM vx NIKON


NIKON AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

3本のうち初めて購入したのが、このニコンのマイクロニッコールです。
高級ニコンレンズの証であるナノクリスタルコート、超音波モーターによる静かで高速なオートフォーカス、3.0段の手ぶれ補正など機能満載です。😊

ただ機能満載なのは嬉しいですが、そのせいかこのレンズは非常に大柄、とにかく太く重たく(約750g)なっています。

60mm のマイクロと少し迷いましたが、結局前玉が大きくてカッコ良い事が決めてで105mm の方にしました。
60mm マイクロの前玉は小さすぎる様な…

一般的にニコンさんのレンズはお高いので、ヤフオクで開封未使用中古という出物を約7万円で落札しました。
入手後現在まで問題無く元気良く写り良く動作しています。

購入して最初に使用した際に少し戸惑ったのは、ニコンさんは絞り値を実行値として表示する事です。
なのでF2.8 に設定して絞り優先にしているのにも関わらず、撮影距離などにより絞り値がF3.0やF3.3 に変化してしまいます。
最初は故障かと悩みましたが、結局これが仕様という事で納得しました。
露出制御を全てマニュアルで行う場合には正しい方法なんでしょうが、ニコンさんの歴史と生真面目さを感じてしまう動作仕様です。

下記本体Df でポートレートモードで撮影しています。
ISO値が上がってしまっている事により、カラーノイズがそれなりにのってしまっています。

本体Df で絞り優先で使用していると、どうもレンズ側の手ぶれ補正を考慮しないAE制御が行われる様で、ISOオートにしていると期待よりISO値が上がってしまいます。

このレンズが初めてのレンズ側で手ぶれ補正機能を持ったレンズで、ファインダーを覗いていて撮影対象が揺れにくくなる事に感心した記憶があります。
またほぼ無音で、すっとフォーカスが合うフィーリングは中々良いです。

D500 の様なAPS-C(DX)機に付けると、換算約150mm の望遠レンズとしても使えますので2度美味しいのもメリットの一つです。
これは次のペンタックスでも同じとなります。


PENTAX smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR

2本目がPENTAXのD FAマクロレンズで、K-1 購入とほぼ同時期に購入しました。
PENTAXのアウトレットで、4万円台での購入でした。
レンズが比較的安価なので、PENTAX は庶民ユーザーの味方です。😝

PENTAXの一眼レフでは本体側に手ぶれ補正が入っていますので、レンズ側でその為の機構を持つ必要がありません。
またレンズ内にモーターを持たず、AFは本体側のモーターが駆動しますので、レンズ側は非常にシンプルになります。
そのために、このマクロレンズは比較的コンパクトで軽量な作りとなっています。

AF動作時にはギーギーとそれなりに音が発生しますし、ファインダーを覗いているとプルプルと震えがダイレクトに見えます。
まあ音は動作していると実感できますし、プルプル震えは気合いで乗り切っています。

このレンズの好きでは無い所は、レンズが伸び縮みし、出っ張ると格好悪い事です。
フードを付ければ伸び縮みは見えませんが…
他の2本はIF(インナーフォーカス)なので、伸び縮みしないのが良いですね。
その代償として、レンズは長く固定となっていますが…

下記本体K-1 で里美(Satobi) で撮影しています。
こういった渋い感じの作品には里美は合うように感じました。




FUJIFILM XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro

このレンズの購入は本当に悩みました。
なにせ大きく、重く、その上にお高い!

フリーレンタルで何回か試してみて、結局良いレンズだと実感して購入に踏み切りました。

このレンズで撮影して感動的なのは、ファインダーで覗いていてとにかく撮影対象が止まる事です。
まるで水中で操作しているかのように撮影対象が揺れません。
その為フレーミングがとてもし易いのが大きなメリットです。

新品で購入していますが、10万円越えのレンズとなり、私所有のレンズの中ではかなりの高級・高額レンズです。

XF60mm vx XF80mm 大きさがこれだけ違います(重さもです)

下記本体X-T2 でACROS とVelvia で撮影しています。
渋い作品にはモノクロも合いますね。





使い分け

システムとして大きい小さい(重い軽い)、動作音がするしない、一眼レフかミラーレスか等使い分けるには充分な違いがそれぞれにあります。
このクラスは各メーカーさんが気合いを入れて制作している様で、それぞれに個性はありますが写りに文句はありません。

フォーカスが迷いやすいという、元々の原理的な事もありますが、この3本の中ではPENTAX 機が最もフォーカスが合いやすいと感じています。
ついでNIKON、FUJIFILM の順番でしょうか。
FUJIFILM は本体がX-T2 とやや古めとなっていますので、最新のX-T4 などでは改善されているのかも知れませんが…
NIKON 機もDf は入門機D600 のAFモジュール流用と聞いていますので、上級機のAFシステムならもっとAFで迷わないのかもしれません。



#カメラ談義 #中望遠マクロレンズの愉悦
#NIKON #NikonDF #AF105mmMicro
#PENTAX  #pentaxk1 #pentax_dfa100macro
#FUJIFILM #FujifilmXT2 #XF80mmMacro

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?