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#カメラ談義 #FujiFilm #富士フィルム #レンズ編

富士フィルムのXマウントに手を出したのは、XF56mm F1.2 というレンズを使いたいというのが一番の動機でした。換算84mm 相当の画角でのF1.2 という唯一無二の明るいレンズ、どんな描写になるのか興味津々でした。

Xシリーズ用のレンズは全て設計が新しいせいか、どれも開放から写りが素晴らしく、それなりに一貫した味が感じられます。

Xマウントレンズ一覧

現在Xマウントレンズは単焦点レンズを軸に9本所有しています。

XF16mmF1.4 R WR
XF18mmF2 R
XF23mm F2 WR
XF35mmF1.4 R
XF56mmF1.2 R
XF60mmF2.4 R Macro
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
XF90mmF2 R LM WR
XF18-55mmF2.8-4 R OIS

XF18-55mmのズームレンズは2021年に入り、このレンズを使って撮影での素晴らしい写真を見て、Xマウントとしては初めてのズームレンズとして購入しました。まだあまり使ってはいません...

富士フィルムさんはXシリーズの初期の頃からフリーレンタルのサービスを実施しており、全てお借りして実際に試した後に購入しています。

お借りして試した結果、購入に至らなかったレンズも多数存在します。
特にズーム系レンズですね..

私的トップ3

どのレンズもそれぞれ良いレンズなので、単に使用頻度の高さの違いくらいの意味でのトップ3です。

1.XF56mmF1.2 R

Xマウントレンズの中では今でもXF56mmがやはり一番のお気に入りで一番利用頻度が高い一本です。
私がフルサイズ換算80mm 前後の中望遠領域が好きであるという事も背景にあります。

若干ボケ方が唐突でピント面が明確に見え過ぎる独特な写り方もしたりしますが、背景をチャラにするボケ力は本当に素晴らしいです。

大きさと重さもX-T2 には丁度良い感じで、そういう面でも気に入っています。

下記写真は、本体X-T4 にXF56mmF1.2 R APD の組み合わせですが、バランス的にカメラカメラしていて良い感じです。

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Fujifilm X-T2 XF56mmF1.2R
ISO 200, 56mm, f/1.2, 1/680 sec画像1

Fujifilm X-T2, XF56mmF1.2 R
ISO 500, 56mm, f/1.2, 1/80 sec

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Fujifilm X-T2, XF56mmF1.2 R
ISO 200, 56mm, f/1.2, 1/680 sec

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XF56mm F1.2 にはAPD が付く超スペシャルモデルもあって、こちらの方がボケ方がより自然で柔らかい感じになるので個人的には好みですが、無印との差の微妙さと価格差により購入には至っていません。

でも欲しいという欲求はずっと持ち続け、これまで5回以上はフリーレンタルにてお借りしていると思います。APD モデルは初期の本体ではフォーカシングに少し癖を感じたりもしましたが、最近は普通のレンズと同様に感じられるようになりました。

Fujifilm X-T2 XF56mmF1.2R APD
ISO 320, 56mm, f/1.2, 1/80 sec画像4

2.XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro

2番目に愛用しているレンズです。

大きいし、重いし、値段も高いしと、購入前には散々悩みました。
XF60mm F2.4 Macro と焦点距離の近いマクロレンズを既に所有していましたので尚更悩みました。

結局購入に至ったのは、その唯一といった写りの良さと、強力な手ぶれ補正機能でした。

ピント面がピシッとスキの無い少し独特な写りが素晴らしく気に入っています。
また手ぶれ補正機能のおかげでファインダー像がピタッと止まりますので、フレーミングを正確に行うのにとても手助けになります。

Fujifilm X-T2, XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
ISO 1000, 80mm, f/2.8, 1/120 sec

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下記傾き等の補正は一切してません。手持ちでもファインダー像がかなり止まりますので、縦横正確なフレーミングが容易になります。

画角が狭いので、かなり離れての撮影になりますが、ガラス面の反射を抑えやすくなるというメリットにもなります。
(PLフィルター等高価なので所有していないです...)

Fujifilm X-T2, XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
ISO 1600, 80mm, f/4.0, 1/30 sec

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3.XF16mmF1.4 R WR

3番目はXF60mmF2.4Macro と迷いましたが、XF16mmF1.4 R WR です。

広角レンズは、デフォルメ効果、背景処理の難しさ、視点変化の敏感さなどがあって個人的には苦手に感じています。
今一どう撮れば良いか判っていないと言うか何と言うか...

このレンズはかなり寄れるので、勇気を持ってがしっと近づく勇気があれば面白い写真が撮れると思いますが

広角レンズが必要そうなシチュエーションの時に持ち出してはいます。

Fujifilm X-T2, XF16mmF1.4 R WR
ISO 200, 16mm, f/1.4, 1/20 sec

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画角自体というのも大な意味を持つ事もあって、下記「焰」はガラスにへばりつくようにして精一杯反射を抑えて撮影しています。ただ作品が大きかったので若干切れてしまいました... この場合14mm ならジャストな画角だったと思います。

Fujifilm X-T2, XF16mmF1.4 R WR
ISO 200, 16mm, f/1.4, 1/60 sec

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使用頻度低いスペシャリスト

XF90mmF2 R LM WR

90mm F2 というスペックから使い所がかなり限定されてしまうレンズですが、このレンズならではという世界があり、将来ポートレート撮影の機会があれば是非使ってみたいと思い購入した一本です。

それまでは、時々練習と称して持ち出しています。☺️

X-T2 本体に対して、ややレンズの方が勝っていますが、まあまあバランスの良い組み合わせだと思います。

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Fujifilm X-T2, XF90mmF2 R LM WR
ISO 800, 90mm, f/2.0, 1/125 sec

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このレンズは本体に手ぶれ補正付きのモデルでこそ、真価を発揮しやすいかもしれません。そして実用的な瞳AFと...

Fujifilm X-T4, XF90mmF2 R LM WR
ISO 160, 90mm, f/2.0, 1/140 sec

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レンタルサービス

富士フィルムさんは、ずうっと以前からレンタルサービスを実施しています。
超高価な本体・レンズ以外は、殆どが当日ならば無料でお借りできます。
私は東京在住のメリットとして、このサービスを最大限活用してきました。

使って貰えば必ず良さが判って貰えるという自信からだと思いますが、実際に富士フィルム製品はある程度使い込んで初めて判る良さを持っている場合が多いと思います。
残念ながら販売店の店頭であれこれ触れただけでは判らない事も多いです。

私が富士フィリムのレンズ交換式カメラ購入を本気で考え始めたのは、ある年のCP+ で貸し出しサービスがあったので、それで試した結果でした。
何枚も何枚も撮影して行くに従って、操作性がだんだんと手に馴染み、軽快に撮影出来るようになっていき、撮影が楽しくなって行った事を覚えています。
そして持ち帰った撮影データーを見て、もう何時か購入する事を心に決めてしまっていました。
あの時は確かX-T1 とXF56mm の組み合わせだったと思います...

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