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邦ロック好きのフリーランスが人生で影響を受けた日本の楽曲6選

今日は少し趣旨を変えて、自分が最も影響を受けた曲の数々をご紹介。

1.UNISON SQUARE GARDEN『フルカラープログラム』

UNISON SQUARE GARDENがインディーズ期2作目にリリースしたミニアルバム『流星前夜』に収録されている『フルカラープログラム』。

「モノクロでは説明できない変幻自在のキャッチボールを」
「どうせなら、この際なら虹を作ってみよう」
「そしたら誰も文句なんかつけらんないから」

白黒では説明できない変化球で、誰からも文句を言わせないような鮮やかな虹を作ってみよう。圧倒的な自信を感じる詩だし、未来に対する高揚感が抑えきれないような斎藤宏介(Vo.)の歌声にとてつもなく惹かれていった。

2.フジファブリック『虹』

今は亡き志村正彦(Vo.&Gt.)率いるフジファブリックが2005年6月にリリースした5hシングル『虹』。金澤ダイスケ(Key.)が奏でるカラフルなキーボードの音色が一層光る曲。

「週末の雨」に憂鬱さを感じながらも、日常に新たな色を差している「虹」の美しさに背中を押され、新しい自分と出会っていくような感覚を味わうことができる楽曲。

「サンダーバード(巨大な鳥)」にでも乗って、「ニュージャージー」を超えて、「オゾンの穴」にまで飛んでいきたい。そんな熱い夢が叶えられそうなワクワク感を感じることができるロックな志村節はまさに至高の一言で、「なんかもうどうにでもなれ!」みたいなときに聴くと、めちゃくちゃ励まされることこの上ない。

3.東京事変『透明人間』

東京事変が2006年1月にリリースしたセカンドアルバム『大人(アダルト)』の10曲目に収録されている『透明人間』。伊澤一葉(Key.)と浮雲(Gt.)を加入させて一味変革したばかりの事変のスーパー天才楽曲なのだが、僕がこの曲に出会ったのはつい最近のこと。

ああ…この曲に関しては演奏含めて全てが美しいんだが、人生って時にはいいことも悪いことも平等に訪れてしまうから、バランス感覚を持って生きていくことが大事だよという第三者(「透明人間」)からのメッセージが込められているところが特に天才ポイント。

「透明人間」だから、この世界にいられる時間はリミットが来ているかもしれないけど、ずっとずっとあなたのことを見守っているよ、という椎名林檎からの素敵なメッセージが分散されている。もう勇気しか出ないよね。

4.ZARD『心を開いて』

ロックとは離れるが、ZARDが1996年にリリースした18thシングル『心を開いて』。切ないメロディーから始まり、徐々にふわっと心を奪われていくような感覚に陥る楽曲。

自分は人付き合いが苦手だから、大好きなあなたにすらもまだ本当の自分をさらけ出せていない。でも、あなたも自分と同じように不器用な方で、何だかもうたまらなく愛おしくなってくるし、何もせずとも、何も言葉を交わさなくとも、あなたとならば肩を寄りそいながらずっと同じ時間を過ごすことができる…はずだった。

何で別れてしまったのか分からない。もう一度あなたに会えるチャンスがあるならば、きっと「心を開いて」思いを伝えることができるはず――。

不器用同士の恋愛のちぐはぐが一つの後悔となり、未来の成長に繋がっていく。そんな情景描写が、僕は「たまらなく好きなの」です。

5.GReeeeN『未完成ing』

GReeeeNが2013年5月にリリースした21thシングル『HEROES』に収録されている『未完成ing』。GReeeeNの中では比較的マイナーソングの部類にあたるだろう。

これはまさに自分が人間不信だったときによく励まされていた楽曲で、「僕たちは未完成なタマモノで失敗ばかりの毎日だけど、それでも頑張ってればいつかは少しずつ人生が変わっていく」というストーリー。

「信じてたのに裏切られたとかそりゃ誰だってそんな時もあるさ」
「大事なのはそこでどう思って自分はしないことさ」

あなたは一人じゃない。誰かと肩を寄せ合いながら生きていく。未完成で何が悪い?一生懸命今を生きてれば、全てが変わっていく――。そんなことを教えてくれるGReeeeNの隠れた名曲。

6.19『あの紙ヒコーキ くもり空わって』

たった4年で解散した伝説の音楽デュオ・19(ジューク)が1999年3月にリリースした2ndアルバム『あの紙ヒコーキ くもり空わって』。「元気ですか?」という導入から始まり、自信をなくした自分に対して力強く背中を押してくれるような歌。

「『メーヴェ』とつけた紙ヒコーキ 2人でよく飛ばしたね?」

あの頃の風景を思い出しながら、夢を持ち続けていくことの大切さを改めて感じよう。まっすぐな思いは、紙ヒコーキ『メーヴェ号』と共に未来へ進んでいく。

ネガティブな自分との葛藤が描かれる1番、ネガティブな自分と決別を図る強い意思が描かれる2番。明るい未来が待ってることを教えてくれる、素晴らしい歌だ。

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