HSPの特徴やあるあるについて~この“病気”を仕事に活かす術を教えます!~
僕はHSP(Highly sensitive person)の持ち主である。
HSPとは、日本人の5人に1人はいると言われている人間の性質のことであり、生まれつき感度が人一倍高く、刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを言います。
しかしながら、HSPは“病気”ではありません。なぜなら、僕自身がこの性質を持っていて“得”しか感じていないからです。
今日は、HSPの特徴やこの性質を僕がいかに活かしているかについてまとめてみました。最後までご一読いただけると嬉しいです。
引用だが、HSPの人間には主に下記のような性質がある。
(黒太字の部分は、僕に大きく該当する部分。)
▼ 考え方が複雑で、深く考えてから行動する
・1聞くとそこから10のことを想像し、考えを広げられる。
・調べ物や考え事などに対して深く掘り下げ知識を深める。
・他人のお世辞や建前の言葉をすぐに見抜いてしまう。
・物事を慎重にあれこれ考え、始めるまでに時間がかかる。
・その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味がある。
▼ 刺激に敏感で疲れやすい
・人混みや、大きな音が苦手である。
・人と会ったり話していると気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れる。
・アートや音楽、映画などの芸術作品に触れるのが好き、また感動する。
・人の何気ないような言葉に傷つきやすく、忘れられない。
・些細なことなのに過剰なほど、驚いてしまう。
▼ 人の気持ちに振り回されやすかったり、または共感しやすい
・他人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたりする。
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、泣くことがある。
・人の仕草や目線、声などを読み取り、機嫌や感じていることがわかる。
・言葉を話せない乳幼児や動物の気持ちも察することができる。
▼ 五感を筆頭にあらゆる感覚がするどい
・冷蔵庫など生活家電の機械音、時計の音が気になってしまう。
・強い光や日光のまぶしさなどが苦手である。
・近くにいる人の体臭やタバコの臭いに敏感で、気分が悪くなる。
・カフェインや添加物に敏感に反応し、体調を崩しやすい。
・肌着のタグなど触感が敏感で、苦手な素材は我慢できないほど気になる。
・第六感や直感といわれるものがはたらき、また当たる。
この性質にメリットも勿論感じたことはあるが、大きなデメリットとして、人一倍神経質になりやすいというところがある。
特に僕は「音」「臭い」「刺激」が昔から大の苦手で、些細な音漏れ、飲食店で他者が発する咀嚼音、家族が出している作業音やテレビ音、大勢での飲み会、テーマパークなど人混みから発せられる臭い、満員電車での加齢臭、他者のタバコの副流煙、船や高所など揺れる場所…
これらを五感で過度に感じ取った瞬間に、体調を崩すことが多かった。
それだけでなく、他人の感情にも人一倍敏感になってしまう性質があるので、中学生ぐらいの頃からはかなり生きづらさを感じ、「自分の心を見透かされたくない」の一心で閉鎖的になり、徐々に臆病になってしまっていた。
だから理解を得られない他人からも勘違いされることは勿論多かったし、そのせいで人との付き合いを諦めかけていた時期は少なからずあった。
しかし、この性質のおかげで人一倍深く打ち込める多数の趣味を見つけられたし、今では人間の心理や成長を深く感じ取ることに面白みも感じられるようになったから、総合的に見てメリットも沢山あったと思っている。
元々感覚的に生きていたにも関わらず、人一倍インプットの情報量が多いから論理的かつ合理的に考えることも好きになったし、他者とは違うオンリーワンの感性をも持っていると自負している。
で、なぜ僕がこんな話題を今更書いてみたかというと、周囲からHSPに対する理解をいただきたいという想いは勿論のこと、この性質こそが今の自分の「生きるための戦略」に変換できつつあると改めて思ったからである。
今後の人生でもこの性質のデメリットと付き合わないといけないと考えると億劫になることもあるのだが、逆に自分はHSPという賦性を、キャラクターとして打ち出していきたいと思えるようになってきたのだ。これは年齢とともに丸みを帯びてきた自分自身の成長だとも思っている。
言わば神から与えられた性質一つで、単純にメリットもデメリットも両方の側面でセンシティブに感じられるのは素敵なことなのではなかろうか、と。だからこそ、HSPは病気ではないと断言できる。
埼玉県飯能市の山奥に籠り始めて3日。
川のせせらぎや鶯の鳴き声、山の澄んだ空気の匂いに落ち着き、都会では感じられなかった「音」や「臭い」に今までにない新鮮さを覚え、またここで大きな成長を得られるような気がしている。
少しでも「自分ってHSPなのかな?」「同じような症状の人いないのかな?」と思って読んでいただいた方の参考になると嬉しいです。
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