「東京観光日誌」#7|葛西臨海公園|葛西臨海水族園
2021年9月25日(土)曇り。9月末で緊急事態宣言が解除されることになった。しかし「葛西臨海水族園」の公式ホームページでは「2021年6月4日(金)から当面の間、葛西臨海水族園への入園には整理券の予約が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。」となっており、解除されてもしばらく続きそうな感じがする。ノノと行くことを考えたが時期尚早。今回も一人で出かけよう。
・ 公園散歩(前半)駅→観覧車→西なぎさ
IR京葉線「葛西臨海公園」駅(写真上)に9時頃着いた。「葛西臨海水族園」は11時入園の予約を入れたので2時間余裕があった。早く到着したのも公園を散歩しようと思っていたからだ。
駅から観覧車(「ダイヤと花の大観覧車」)が見える(写真下)。良いランドマークになっている。まずはあの辺りまで行ってみようか。今日は天気が優れないが、気温はちょうどいい。海も近いので風も心地よく感じる。
この時間だと歩いている人も少ない(写真上)。中央園路をまっすぐ進んでいくと「公園サービスセンター」(写真下)があった。
まずはここで園内マップ(写真下)をゲット。マップはすごく親切な施設案内になっていると思うが、凡例のマークが多くてちょっと見にくくなってしまった感じ。家族連れが多いせいかもしれない。ひとまず、右側の観覧車前まで行ってそこから海に向かって行こう。
すぐ近くに「パークトレイン乗り場」(写真上)があり、これに乗ると園内を一回りしてくれるようだ。えーと・・料金は大人(中学生以上)350円、小人(3歳~小学生)150円、シルバー(70歳以上)150円、とお手軽価格。運休日は毎週水曜日と書かれている。これに乗るのも悪くはないが、今日も1万歩を稼ぎたいのでパスしよう。
右に折れて進むと「ホテルシーサイド江戸川」(写真下)がある。この公園内でお泊りもできるんだね。ホテルの部屋が気になるな・・。
すぐ横に「蓮池」(写真上)があり小さな橋を渡って池を覗いてみると、アメンボがいっぱいスイスイと水面を駆け巡っていた。アメンボなんて久しく見ていなかったなあ。ここから観覧車までは目と鼻の先である。
観覧車の下から見上げてみた(写真下)。何か傾いているように見えてしまう・・錯覚だろうか。
まだ観覧車が動いていないので営業していないと思うが・・動いていてもまず乗らない・・実は私は高所恐怖症なのだ。小さい頃から自覚している・・想像すると何だか足元が揺らぐようだ。さて先を急ごう・・
くらくら広場ではなく「わくわく広場」(写真下)を通って行き・・
「サクラ並木」(写真上)のある通りに出た。きっと開花シーズンは人気スポットになるところだな。ここを横切って進むと・・「バーベキュー広場」(写真下)になる。しかし、コロナの影響で利用されていない様子だった。
その先が海辺になる。やっと海が見えてきた。ここは「汐風の広場」(写真上)というところになる。テントが2つばかり張られていた。ここに昼間行楽客が訪れてのんびり時を過ごすんだろうな。
海に近づいてみよう。「葛西渚橋」(写真下)を渡って出島になっている「西なぎさ」はもうすぐ。
釣りを楽しんでいる人もいる(写真上)。何が釣れるのかな。この近くに住んでいたら釣りを趣味にしたい・・と言っても私は釣りをほとんどしたことがないから、できる人が羨ましい・・ふ~やっと着いた(写真下)。東京湾が広がっている。
「東京湾大パノラマとみられる生き物」(写真上)か。東京湾も様々な生き物が生息している。魚類はそのまま釣れる魚というところか。マコガレイ、アカカマス、ボラ、イシダイ、へえ~アユもとれるんだ。これから水族園でもいろいろな魚が観れるから楽しみだ。子どもと観に来るのも楽しいけど、一人で純粋に鑑賞するのも悪くないかも。
・ 公園散歩(後半)西なぎさ→鳥類園→クリスタルビュー
ここから引き返して「鳥類園」のあるところへ行ってみようかな。水族園入園まであと1時間ある。
「汐風の広場」と同じように「展望広場」が広がっていて、その横の花壇が美しい風景を作っていた(写真下)。奥に見えるのが・・マップで見ると・・「展望レストハウスクリスタルビュー」と書かれてある。グルっと周って後で正面から行ってみよう。
所々に「公園全体案内図」(写真上)が掲げられている。今はこのあたりか。「葛西臨海水族園」の裏側にあたるところだ。すぐ目の前が「東京水辺ライン発着場」(写真下)となっている。これもそのうち乗ってみたいな。
パークトレイン(写真上)が前からやって来た。公園全体を周るにはこれは便利だね。左側に「上の池(淡水地)」(写真下)が見えた。この辺りは「鳥類園」のエリアになるようだ。
あった。ここが「鳥類園ウォッチングセンター」(写真上)だが・・何か静かな様子だな・・何か書いてあるぞ「お知らせ、ウォッチングセンターは、建物調査により、4月1日から休館いたします。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。」か・・。ここも楽しみにしていたが残念だ。では、中央園路の方へ戻ろう。
周りは緑が多い道(写真下)になっている。サクッと調べてみると、この辺りは“野鳥のためのサンクチュアリ”と書かれてあった。「淡水池・汽水池の他、林や草地を人工的に造成し、豊かな自然環境を再生しています。園内では、四季を通じて、さまざまな野鳥を観察することができます」。
マップには「観察窓」(写真上)と書かれてあった。これか、こんなふうに覗いて野鳥等を観るようになっているんだね。
中央園路に戻りその先に先ほど裏側から見た「展望レストハウス・クリスタルビュー」(写真上)があるのだが、ここもどうやら改修工事のため営業していなかった。お知らせによると来年(令和4年)5月下旬にはオープンするとのことだ。
・ 葛西臨海水族園内でエンジョイ
「葛西臨海水族園」入り口前(写真上)では先ほどまで“10:30予約の人”の呼び出しをおこなっていた。それが11:00の呼び出しに変わって、やっと入場できることになった。ネットで決裁していたのでスイスイ中に入ることができる。途中撮影スポット(写真下)も用意されていた。
水族園まで少し距離がある。やっと見えてきた。この施設の設計者は谷口吉生氏で1989年に竣工。「地上30.7メートルの大きなガラスドームの真下がエントランスホールとなっている。水平線に連続するかのようなエメラルドグリーンの噴水池に囲まれている」とあった・・この建物の演出は素晴らしいと思う。
ガラスドームに入り思わず天井(写真上)を見上げる。エスカレータで3階から下2階へ降りて行く(写真下)とエントランスホールに入り・・
「大洋の航海者」サメの水槽(写真上)に出会う。いきなりサメだ。シュモクザメのシルエットに思わず感動。
同じフロアには同様に「大洋の航海者」マグロの巨大水槽(ドーナツ型2,200t)(写真下)が中心に据えられ2階までつながっている。クロマグロにハガツオ、サメも泳いでいるようだ。ここはアクアシアターとも名付けられ座席も設置されている。
さらにそこから1階へ降りて行くと「世界の海」エリア(写真上)となって文字通り、太平洋、インド洋、大西洋、カリブ海、深海、北極海・南極海に分けて展示されている。それぞれゆっくり見てみようかな・・
「二、ニモだー!! 可愛いな~」と・・はしゃいじゃいけない。子どもと一緒にいるわけではないし(写真上:カクレクマノミ)。
同じ水槽に縦になって泳いでいる不思議な魚・・これは・・ヘコアユ(写真下)という。縦に泳いでいるの?
見渡すと家族連れで子どもたちも大勢きていた(写真上)。入場制限しても結構お客が入っている・・人気ある水族園なんだな。ノノも連れてきて良かったかも。
水槽を覗いていたら突然巨大なやつ(写真下)が目の前を横切って驚いた。何というやつだ・・名前がよくわからない。水槽の主だ。
巨大なフジツボ(写真上)。パクパク口を開けいる。こういうのをじーっと観ていても飽きない。しかし独占するわけにはいかない。次へ行こう。
おしゃれなシルエットのウィーディーシードラゴン(写真下)だ。解説には「1993年に当園で子どもが生まれ・・(中略)・・育成に成功したのは日本中でも今回が初めてです」とある。オーストラリア南部の海に生息するヨウジウオの仲間だそうだ。
「あ、○○さんだね。何でそこにいるの?」と尋ねたくなる知り合いのそっくりさん。本名はオニダルマオコゼ(写真上)。
この写真(下)にはダーウィンジョーフィッシュがいま~す ♪。いったいどこでしょうか。・・答えは左下の黒っぽい所。頭だけ出しているのがわかりますか。
全身はこんな感じ(写真上)。
次は・・全長1.8m以上、体重100kgに達する南極海最大級の魚類と書かれてある。大きなケースに入ったいて動かいていないのでホルマリン漬け展示(写真下)だが・・何だか生きていそうだ。解説文を読んでいると驚いた。この魚、マジェランアイナメという和名もあるそうでメロや銀ムツという通称で流通もされているとのことでした。これ絶対うまいやつだ。こんな姿をしていたんだね・・知らなかった。
順路に従って進むと一旦外に出る。ここは「渚の生物」(写真上)が見れるところになっている。よく見ると、一匹の魚が勇猛果敢に上流?へ上がろうとしてる(写真下)。これは・・イラという魚か? それともキュウセンか・・。こういう本能に従った動きを見るとつい見惚れてしまう。「波が起き、潮が満ち引きする水槽」ここには自然の摂理を詰まっていた。
その先は「ペンギンの生態」(写真上)とあり、数種類のペンギンが気持ちよく動いている。その下には水面が観れるところがあって、ペンギンの様子が生き生きと観察できるようになっている(写真下)。
これでわかったのだが、ペンギンの排泄は水の中で豪快に行っていたんですね。よくわかりました。
再び施設内に入り今度は「東京の海」(写真下)を鑑賞する。葛西臨海水族園ならではのエリアかな。当然ながらそこには小笠原の海も含まれています。
ここでは水族園の舞台裏が垣間見れる(写真下)。
ここまでたくさんの写真を撮っているものの紹介できなくて残念。
日本は海洋国家で海との関わり合いが非常に強い国。清水建設が「深海未来都市構想」という計画をしていることをご存知でしょうか。
地球の約7割は海である。この環境に対して企業は動いていましたね。子どもたちが水族園で環境整備について学べるといいと思う。こういうことはつないでいかないといけない。プラスティックのことも一気に世の中が軽減する方向に向いて驚きました。やればできるんですよ。
さて、お昼時間だ。今日は評判の水族園内のレストラン「シーウィンド」(写真下)に行ってみることにした。
正直なところここに限らず施設内のレストランはあまり期待していないが、ネットのレビューも悪くはないし試してみようと思った。そこで注文したのが「まぐろカツカレー」900円(写真下)。珍しい一品である。ではいただきましょう。
なるほど。まずまずよくできていました。カレーは万人向けの甘口でハズレがない。あっという間に食べてしまいました。
さて、帰ろうかな・・。
周るを見ると店内スタッフが片付けをサポートしていた。基本セルフサービスなのだ。私のところに来たのでつい尋ねてしまった。
「このマグロカツは鑑賞用のマグロを使っているんですか?」と。
そして定員さんは困って上司に尋ねるのかと思いきや・・
「いいえ使っていません。別のマグロを使用しています」と即答だった。
想定内の質問でしたね。ごめんなさい。
でも、あれだけのマグロ・・回遊しなくなったらどうなるんだろう・・と新たに疑問が湧くが、少々生々しいので一緒に疑問を食べてしまいました。
ごちそうさま。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?