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「自己/当事者」の話。

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2019年4月の記事一覧

自分自身について思索する「熱量」。

自分自身について思索する、とはどういうことだろうか。 これについて、教育心理学者の西林克彦が長年研究している「わかったつもり」のメカニズム(図)との関連で考えてみよう。 例えば、自分を棚上げしてAというものごとを考える。Aは〇〇だ(文脈1)、自分は△△だ(文脈2)、というふうに。図でいえば、左側で文脈1において部分1(例えば、Aや〇〇)と、文脈2において部分2(例えば、自分や△△)と適合している。しかし、文脈1と文脈2はつながっていない、つまり、不適合、ということになる。