中古戸建て購入で失敗しない為に
【中古戸建購入で失敗しない為に】
まずは信頼できる仲介担当者を見つけること。
その上で下記を注意
①築年数
②前面道路の種別、幅員
③道路と物件の高低差
④現況の駐車スペース及び拡張可能か否か
⑤建物の傾き
⑥雨漏りの有無
⑦床の痛み具合
これらをそれぞれ解説してみます。
①【築年数】
当たり前ですが一般的に、古くなるほど建物不具合のリスクは高くなります。
リフォーム済物件でも、何処までの工事が為されているかで、住んでからの不具合リスクは変わってきます。
可能な限り、築年数は新しいものを選ぶことで、そのリスクを減らせると思ってください。
②【前面道路の種別、幅員】
前面道路については、まずは公道か私道か。
1番望ましいのは、道路法上の道路(国道、県道、市道、区道など)
いわゆる公道。
『4m以上の建築基準法上の道路に2m以上接していないと家は建てられない』という法律がありますが
この建築基準法上の道路且つ、道路法上の道路でもある道路が
『42条1項1号道路』となります。
これ以外の道路になると、それぞれに規制がかかってきます。
中古戸建ての場合、将来の建替えとなった時にこの規制が引っかかってくる。
1番の注意点は建替えが可能か否かここです。
私道の場合は
まず持分があるか否か
ここ大事
持分ない場合
その道路を通行する為の『通行許可』
上下水道等の工事の為の『掘削許可』
これらを道路所有者から取得しないといけない。
もちろん仲介担当者を通して取得してもらいますが
これ結構めんどくさいし
印鑑押してくれないなんて話もあります。
だから持分あるかどうかはとても大事。
幅員にかんしては、例えば4mだと現代では少し狭く感じる方もいると思います。
ワンボックスカーが増えてるのもありますが、駐車のし易さに深く関係する為
出来れば、現地で実際にご自分の車で、駐車してみるといいですよ。
③【道路と物件の高低差】
これのポイントはズバリ『擁壁』
この有無と、ある場合その高さ
出来れば擁壁の無い物件がおすすめですし、もしある場合でも高さの低いものを選ぶべき。
高い擁壁(個人的には2m以上)の場合、盛り土の沈下による、建物の傾きにつながってることもある。
それと圧力によるクラック等の損傷。
これが将来の補修工事につながる可能性があります。
この擁壁の補修工事なんかは結構な費用が掛かる場合が多い。
要注意ポイントですね。
④【現況の駐車スペース及び拡張可能か否か】
現代では、出来るだけ2台の駐車は確保したいところ。
現在1台の所有でも、将来もう一台増えるかも。
それに、親御さんや友人が来られたりした時の駐車にも必要。
その為、現況1台の駐車スペースでも予算的に可能であれば
もう一台分の増設が可能かどうかも注意点になります。
⑤、⑥、⑦については
建築知識のある仲介担当者に頼って確認するところ。
この箇所の劣化状態によって、リフォーム工事代金が大きく変わってくる。
これらのチェックポイントの確認によって
買うべきでは無い物件か
リフォーム代金がどれくらいかかりそうか
この2点の判断や予測が出来ます。
中古の場合、目視だけではその物件の正確な状態は分かりづらい。
最終的には、プロによるインスペクションの実施をお勧めしますが
ただこれには費用が掛かかる為、購入判断の最終段階で行う場合がほとんどですね。
その前段階でのチェックでは、上記のポイントを注意して見てください。
何回もいいますが、知識のある仲介担当者に頼るところです。
ただ知識として理解しておいてもらいたい。
その事が、仲介担当者の物件チェックでの丁寧さにつながるからです。
新築戸建て、中古マンションに比べ
少しだけリスクが高くなる。
この事を理解して下さい。
怖い話ばかりしましたが
本当はこれらのこと、仲介担当者が確認して
安全な方へ、貴方を導いてくれます。
そんな担当者を選べれば
そんなに怖くはないですよ、中古戸建て購入も。
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