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あなたには愛される資格がある

こんにちは、Freelance Filmmakerの松浦竜介(りょうすけ)です。ウェブCMなどの映像コンテンツを制作しています。発信をしていくにあたって、僕自身の生い立ちから現在に至るまでの経歴を記事にしています。関心を持っていただいた方、一緒にお仕事をされたい方、なんだかよくわからないけど僕に絡んでみたい方、僕はこんな人間です。ぜひご覧ください。
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そもそも、これまでの話は2015年に僕の留年が決まってから書き留めていたもの。当時の僕は、これから世の中で活躍していくためには自分自身のストーリーをしっかりと語っていくことが大切だと考え、自分のHPを立ち上げた。これまでの文章はそのブログを加筆修正したものだ。大学時代の僕は世界の悲惨さと自分の無力さを知り、力の限り行動しようと大学院へ。ここでは、前回の続きで挫折を味わった大学院でのエピソードを掲載してみようと思う。

試験の問題文をそのまま答案に書き写す

入学時からかなりのハードワークを重ねてきた僕は、精神的にも肉体的にも相当なところまで自分を追い込んでしまい、2年次に入る頃には心身共にだんだん異変が出始めた。次第に講義にも研究にも集中できなくなっていった。たとえば、2年次に再履修したある講義。学期末の試験勉強の時間を捻出することはできても、なぜだか全く集中力が続かない。机に向かっても学んだことを全く覚えられない。記憶ができない。脳の機能が完全にシャットアウトされてしまっている感じだった。いくらやっても全く覚えられないので、結局ほとんど勉強せずに臨むことになった。当然ながら全く解答できない。試験中、解答用紙に何も書かずに紙を眺めているのも、早々に立ち上がって退出するのも心苦しかったので、問題文を解答用紙にひたすら書き写して試験時間をやり過ごした。大学院生にもなってこんなことをするのは本当に惨めだった。これはかなり辛かった。

限界

その夏、ウガンダを再訪問するころには心身の疲労により意欲も低下していた。海外の生活が好きな僕だが、当時はカンパラ空港に降り立っても全く感動しなかったのを今でも覚えている。しかし先輩に激励をもらって、本調子ではないもののなんとかインターンシップと研究に取り組むことができた。10月までの段階では修士論文の執筆はかなり順調だった。しかし11月に入り、それまでストレスに耐え続けていた緊張の糸がついに切れた。11月、12月と全く修士論文の執筆に集中できない。突然パッタリと手がつかなくなってしまった。そして12月中旬―。修士論文の初稿を指導教官がチェックするとのことで、個人面談があった。僕は手ぶらで指導教官のもとへ出向き、申し出た。

「中退します。」

精神的にはすでに限界だった。もうやめてもいいと本気で思っていた。

卒業

しかし、その後多くの方々から励まされ、再度修士論文の執筆を続けることになった。僕が映像の仕事を始めたのはそんな最中。ここからクリエイターとしての新たな一歩が始まることになる。これについては別の記事で後述する。ともあれ、3年目の前期は休学し、後期で復学した。最終的に完成した修士論文はボロボロだったが、虫の息ながらも復学し、なんとかやり遂げようとあがいた。しかし、大学院側からしたら卒業できずに留年したただの厄介者だったのかもしれない。なぜだか一部の人間からゴミを見るような目で蔑まれることがあった。僕は人それぞれの立場によって正義は違うと考えているし、どんなことに対しても反対側の意見をしっかり聞くように心がけている。このことについてはコミュニケーションが足りなかったかもしれないし、その人にはその人なりの守りたい正義があったんだと思う。

あなたには愛される資格がある

けどね。それも踏まえて僕は思う。成績って、そんなに大切?成功していないと、うまくいっていないと、人には価値がないの?少なくとも僕にはそんな価値基準はない。何かがあって心が傷ついてしまった人に、僕は寄り添いたい。

特別でなくても、あなたはあなたでいること自体が素晴らしい。

あなたには愛される資格がある。必ずある。

ありのままの姿で、ありのまま輝いていけばいいのだから、これが自分なんだと、堂々と言い切っていってほしい。あなたはあなたでいること自体が素晴らしい。

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☆今までの映像や普段のストーリーを、Instagramで発信しています。

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