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いかに、しないことを決めるか

教師を辞めて2ヶ月(籍としては1ヶ月)近く経った松梅です。
年金・健康保険・子ども手当などなど諸々の切り替えも一通り終えて、3月の任意継続の保険料納付を皮切りに、4月には所得税の引き落とし、5月には自動車税や年金の支払い、6月には住民税…と、マジで毎月数十万円ずつ飛んでいく

自由を得た代償として、毎月数十万円レベルの支払い。
そう考えると、自由って結構高いんですね。

そんな本日は、noteの企画で「#大切にしている教え」というエピソードを募集しているようなので、私なりに向き合っていた(現在も大事にしている)仕事の方法を共有できればと思います。

会議は無駄ばかり。やることだけを決めていく。

フリーとなった今ではむしろ恋しいですが、年度当初はやたらと会議をしていた思い出があります。
そして残念なことに、その内容のほとんどが「やること」「やるべきこと」を決めていくものでした。

教師を辞める直前の私は3年の学年主任をしていたので、もちろん率先して「今年1年でやるべきこと」を整理し、実行していくための準備に追われていました。

会議とは、皆で「やること」「やるべきこと」決める場所。
でも教育現場では往々にして、感情や主観や慣習に流されて、やることのためにやることを増やすような、雪だるま的な発想になりがちだったなと感じています。

そのため、本来の本質や核は見失い、ほぼ無駄ばかり
手段が目的化しているような状況、とでも言いましょうか。

ただ私はやるべきことを決めていく以上に、やらないことを率先して決めていこうとしていました。

全てが理解を得られたわけではないので全部実践できていたわけではないですが、一定の効果や意識づけは達成できたかなと思います。

例えば当時の教師の仕事で言えば、家庭訪問や学校への寄贈品の選定などがそうです。

詳しい話は長くなりそうなので割愛しますが、もし気になる方がいらしたらコメントでお知らせいただけますと幸いです。記事にするかコメントに返信したいと思います。

エッセンシャル思考

そんな「やらないことを決めることの大切さ」に気づかされた本があります。

私は2017年ごろから教師とは別に色々な活動(サイト運営や動画編集など)をしていく中でこちらの本に出会い、それまでの価値観が大きく変わってしまいました。

本の要約は省きますが、簡単に私なりの解釈でいうと

「自分の活動には限界がある。いかに、やるべきこと・やりたいことだけをできるような環境を作り出すか。」

これに集約されるかなと思います。
昔から言われるのかもしれませんが、「選択と集中」とかさっきも言った「手段と目的」とか。あとはマーケティング的に言えば「ランチェスター戦略」ってやつでしょうか。(あってるか知らんけど。)

いずれにせよ、自分のパフォーマンスが最大になるために、いかにやらないことを決めるか。
これは教師をやっていた時も、辞めてフリーランスとして働いている今でも、非常に役に立っている考え方です。

やらないことを決めるためには「鈍感力」ともいうべき「ま、いっか」の精神も大事かなと思いますが、この辺りは小さく始めていけば私の場合はうまくいきました。
ちなみに私はSNSとスマホゲームからやめていきました。

AI化の流れでより一層「やらないこと」を決めることが大事な時代が来ると思う

この「やらないことを決める」というのは、個人的にこれからの時代に特に大事になってくるだろうと感じています。
というのも、AI化の波にも通じるものがあると思っているからです。

ChatGPTに代表されるように、ツールを使えば誰でも一定の(最低限の)クオリティーで答えや結果が用意できる世界になってきました。

倫理やモラルを無視すれば、汎用的な答えを提示しているだけの授業や教育のみを行っている教師がいたとしたら、生徒はChatGPTを使って勉強するようになるだろうし、反対に教師も自分の引き出しにないものはChatGPTを利用することになると思います。

合理的ですからね、そっちの方が。

主観や人としての思いなど、合理的な判断を伴わないものとAIは相性が悪いと思いますが、それ以外なら「教育でもなんでもAIを利用した方がむしろ良い」という流れになると思っています。

だからこそ、教師だろうとそうじゃなかろうと「どこまでを自分自身が行い、どこからを自分自身が行わないか。」これが大事になってくるはずです。

ということで、本日はいかに「やらないことを決める」のが(少なくとも私にとっては)大事なのかについて、共有させていただきました。

もう少し教師に向けた話として「やらないことを決める大切さ」については、過去に記事や動画で作っていたので気になる方はそちらをご覧ください。

では休憩時間を終えようと思います。
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