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最近の稽古:合気道では人を位置で動かす

最近は稽古が楽しくてnoteを書いてなかったので、合気道をしながら考えたことを書く。

むかし、ひいばあさんの法事で坊さんがブッダのありがたい言葉を教えてくれた。「今のあなたには今がちょうどいい」みたいな言葉だった。

自分では「月や太陽の位置なんかもちょっとズレてたら地球の環境なんて存在しないだろうし、全部がちょうどいい」みたいな話だったと記憶していたが、

さっきググってみたら全然ちがった。

それでも人は回る

この意味不明なエピソードを思い出したのは、合気道をやっていて人を動かすには自分の位置が大事なんだなと思ったからだ。

自分がいる場所が適切であれば、特に大きな力を使うことなく人は動く。

それはまるで天体が運行するかのように自然なことで、合気道でもそういうものから学ぼうぜって教えがある。

ちょうどいいと回る

天体は太陽を中心に(厳密には軸があるらしいけど)星々が回ってるわけで、そういうものがあると勝手に回りだす。物理だ。

物理に限らず、投資だって人間関係だってちょうどいいバランスが取れていると回りはじめる。

ブッダが言うようになんもかんもちょうどいいとは思わないけれど、ちょうどいい位置はあるし、そこに行けば回る。負のスパイラルが回ることもあるけど。回転であることに変わりはない。

位置が確かにある

人の技を受けていると「その位置じゃ動かないな~」というのが感覚的にわかるし「もうちょっといい所に動いて欲しい」と思う。

ただ、これが自分になると今度はよくわからない。
たぶん、自分の出してる力が邪魔をして感覚を鈍らせてるんじゃないだろうか?

位置をみつけて回るというのが最近の稽古のテーマになっている。
回転を邪魔するのはいつだって自分の力だったりするのだ。



おわり

マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?