稽古メモ:獅子はウサギを狩るにも全力を尽くす
力を使わずに動かす方法を人に教えている時に衝撃の事実に気づいてしまった。
「おれ、これテキトーにやってるわ」
相手よりも下から入る、相手を支える、そういうことはほんの少しの準備で事足りる。
肚を使えばよかったはずなのに小手先になっていた。
そんなことに急に気がついた。
こういっては何だけど、特別何かしなくても勝手に動いてくれる人はわりと多い。
そういう人に対して舐めた態度をとってしまっていたのだろう。
開祖はすべての敵は神からの賜り物であるとさえ言っていたのに、あらゆるものを腹中に胎蔵せよと言っていたのに。
合気道とは天地と一体になるものだと、言葉を知っただけでわかった気になっていた。
あらゆる相手に平等に、差別なく、同じようにやるべきなのに、心のどこかで侮っていたみたい。
今日から心を入れ替えよう。
マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?