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20230116 祭の準備と片づけ ~西宮神社の正月片づけ

 私のような年寄りにとっては1月15日は成人式のイメージがありますが,それと共に「正月の片づけをする日」というイメージがあります。そしてこの日あたりでどんと焼きや左義長やらの「正月飾りなどを焚き上げる祭」も行われることも多いなあと。
 私はその日後日書く展示をみに西宮に行った帰りに西宮神社に寄らせていただいたのですが,まだまだ初詣客の列がすごく長くあって正月らしさが一杯である一方,正月用に設けられたのであろう臨時の授与所の解体も本格化していて,1月15日は正月の片づけの得意日であるのだろうなあと。


  登山について「頂上までは大変でそこまでに関心が集中するが,下山にはあまり注目されない」などと言われる気がします。それと同じように祭に関しても「準備はじっくりゆっくり慎重に行われていくのに片づけはあっという間に終わる。」気がします。

 博多祇園山笠なども,準備は1年かけてじっくり行われ,1か月前くらいから準備が本格化して何かしらの準備が続くのに,追い山終わってしまうとその日の昼までにほぼ跡形もなく片付いてしまって,その日に山笠があったことを口にするのもはばかれるような空気の変化がある気がします。
 
 そう思うと,祭の準備過程をみるのも大事だけど,その片づけの過程に注目する必要もあるのだろうなあと思いました。

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