20240816 送り火が五山そろわなかったときはあるか?
無名すぎてアクセス数の少ないこの祭心理学NOTEですが,ここ数日はいつもより少しアクセス数が増えていました。なぜだろうと思って確認してみると,昨年2023年の阿波踊りで本家大名連が演舞場で演舞できなかった件についてまとめた以下のNOTEを読んでくださった人がいらしたようです。
ことしは無事に復帰できたようでよかったですね。やはり欠けがなく全部がそろうのが何よりだよなあと。
で,今日は8月16日,京都の五山の送り火の日ですが,そこでふと沸いた疑問として「送り火が五山そろわなかったことはあるのか?」ということです。そのため,「五山 送り火 そろわない」というワードでweb検索してみると,新型コロナ時代の規模縮小実施についての記事が出てきました。
【書誌情報】
大橋知沙 2021 来年こそ全ての灯を 決意の「五山送り火」 疫病・災害の犠牲者思い. 朝日新聞DIGITAL & TRAVEL.
https://www.asahi.com/and/article/20210823/407976358/2/
(2024年8月16日閲覧)
この記事を拝見すると,新型コロナでいろいろな祭が自粛を余儀なくされた2020年,2021年においては,五山それぞれで数灯のみ照らすという規模縮小を行ったが欠けることなく五山すべてで実施はされたようです。
最近ニュースで京都に降る豪雨を「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」などと呼ぶらしいことを知り,京都全体に降る雨だけではなく方角などの局所性のある豪雨に襲われてきたことを再認識しました。ならばその局所性より「ある山では局所的な豪雨で点灯できなかったけど他の山では大丈夫だった」という事態があったのではと思いましたがぱっと調べた限りはみつけられませんでした。
おそらくですが豪雨で文字全体に点火できなかった例は結構あると思うのですが,親火にあたる火は灯していて,それをもって点火したとした年もあったのだと思います。
まあでも昔はもっと文字の数が多かったものの歴史を経て減少してきて,今の五山におちついたそうですが,これ以上減少することはなく千年くらいは続いてほしいなと思いつつ今日のテレビ中継を拝見しようと思います。
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