見出し画像

20240524 学会出張費節約術

 最近の円安によるインバウンド客の増加に伴うホテル代高騰で,学会出張のための旅費の捻出に頭をなやませるようになりましたね…。
 おそらくですが多くの大学では国内出張の場合,役職によって「ホテル代の上限」が決まっていて,その範囲を超えると自費でまかなう必要があるのではと思います。
 そういえば公務員の出張旅費に関してなにか変化があったよな~と思って調べてみると,公務員に関してはこれまでは出張の際は「定額」を支給していたけれども実費計算にするような改正旅費法がこの4月26日に可決成立して,2025年の4月から施行されるのですね。国公立とかだと定額支給だったのですかねえ…。
【書誌情報】
共同通信 2024 公務員の旅費、実費支給へ 改正法成立、来年4月施行.
2024年4月26日 13時39分 (共同通信)

  私の所属先では旅費の規定は変わっておりませんが,他の所では変わったところがあるのかなあと。
 まあでも最近の東京は金・土とかだとバストイレ付きのシングルだと15000円超えるので,私の所属先だと自費で追加料金を払う必要が出てしまいます…。今でも土日でも以前と変わらず6,7000円程度で提供してくれるホテルもあるのはあるのですが,もう瞬殺で予約がいっぱいになるので予約確保は無理ですね。
 そのため,学会出張の旅費を節約する一番の方法は「東京ではなく地方の学会に出る」になってきたと思います。
 東京などの首都圏にお勤めの人は東京などで学会があれば旅費・宿泊費がかからず参加できるので「東京で開催される大会に参加」が最適解だとおもいますが,首都圏以外のものにとっては東京の宿泊費がバカ高くなっているので「東京以外の地方学会」にでるが最適解になって来たなあと。
 そんなことを考えると,最近では東大や早慶などでも関東の学生の比率が高くなってきたと言われますが,学会の大会に関しても「東京で開催すると首都圏のめぐまれた大学の人たちしか参加できない」状態になり,地域の多様性が失われる可能性が高くなるのかもしれません。
 また,おそらくですが,札幌,京都,名古屋,大阪,福岡あたりはインバウンド客が多いのでこれらで開催されても参加しにくいのかもしれないと思います。
 そうなると,それ以外で空港などの路線が多い都市での開催が一番全国から集まりやすいという時代になるのかなあと思います。
 それを思えば,以前書いた「インバウンド一人負け」の神戸で学会開催をするといいのではなどと。そうなれば参加しやすくなっていいのにな~と。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?