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20240317 ちいかわ心理学

 はぁ~なんかサクッと書いてドカンとバズるNOTEのネタないかな~と無理なことを妄想して最近流行の『ちいかわ』と心理学をむずびつけて書けないかという安易なことを思いつきました。
 ちいかわ、最初はかわいいだけのものかなと思っていて、どちらかというと二次創作の「ちかいわ」さんの頭文字Dネタなどの方が面白いと思っていました。
 けれどもよく流れてくるナガノ先生の作家性のすごさと、漫画本編から読者がすごくいろいろなことを読み取ってそれを共有する面白さなどがあって結構はまっています。セイレーン編のラストの解釈とか、最近ではハチワレが夢の中で「簡単ッッッ!!簡単ッッ!!!」って叫んだところの考察など、皆さんいろいろ深いことを読み取るのだな~と感心させられます。
 そう思えばこのセリフの「簡単ッッッ!!簡単ッッ!!!」も最初は小さいッが3つで!が2つですが、次のは小さいッが2つで!が3つなので、このあたりも何か意味があったりするのでしょうか?

 でまあ、そういう意味ではちいかわで何か心理学系の話をできるようにしておけば来年度の一般教養の心理学の授業のつかみにできるかな~と思って「ちいかわ 心理学」で検索してみると出てきたのは以下の2冊の本でした。

【書誌情報】
ナガノ・阿雅佐 2022 ちいかわ心理テスト : なんかズバッと当たっちゃうやつ. 講談社

https://amzn.asia/d/gYS60HN

 一般教養の心理学の授業の中で心理測定の話をするときにこの手のいわゆる「心理テスト」と呼ばれる手法を紹介して、類型論、信頼性、妥当性の話などをするのですがなかなかうまくは説明できないのですよね。
 ある程度心理学について学んで心理尺度の作り方の概要などを把握した心理系の学生に16Personalitiesの例を出して類型論、信頼性、妥当性の話をするとそこそこ理解していただけたかなという感覚を少しは得られるのですが、そのような知識のないまったくの心理学の初学者に「心理テスト」の問題点を説明してもなかなか伝えられないなあと反省することが多いです。
 まあでも私自身初めてゆあらっぷの心理学の大会に出て「欧州では類型論の研究も盛んなのだなあ」と思ったりしましたし、心理学Twitterで一番有名であろうラジオ先生の以下のツイートなどをみても類型論のなじみやすさは確固としている気もするので、個々人の持つ類型論的典型の個人差とそれによる対人認知の個人差などを検討していくのも面白そうだなあと思ったりしています。


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