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20240209 査読について思うこと

 今日は時間がないので5分で書きます。
 心理学界隈で一番有名なツイッタラー(現Xer?)だと思われるラジオ先生が「査読で厳しいことをするのは若い人が多い」というようなツイート(現ポスト)をされていて、それに同意するツイートが結構みられました。
 これはまあ「若気の至り」で仕方ないなあとは思いますが、私が気になるのはその先のことです。そうして「厳しい査読者」「ゆるい査読者」というのを編集委員が理解している場合、「この論文は通したくないから厳しい査読者あててやれ」「この論文は通したいから緩い査読者あててやれ」っていう、査読者割り振りの時点でのえこひいきというか身内びいきというかってなかなか避けにくいと思うのですが、そのあたりを明確に処理している学会ってあるのかなあと。
 まあでも、研究の再現性とともに、よりよい査読システムを目指そうという動きも確実に出てきていると思うので、今後5年くらいその動向を見ていきたいなあと思います。

【書誌情報】
山川香織・木村 司・伏田幸平・森本文人・井澤修平・木村元洋・手塚洋介・入戸野 宏 査読者視点からの論文執筆セミナー――採択される論文を書くには――. 生理心理学と精神生理学, 40(3), 218 – 233.

 これ、すごく良さそうなので今度読むために自分用メモとして置いておきます。

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