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20230119 祭の観客数ではなく参加者数 ~国府宮の裸まつりのすごさ

 昨日,国府宮の裸まつりに関する論文を読んで,その参加者が「1万人」だということに驚いたことを書きました。

https://note.com/matsurishinri/n/nb7ff8ef9b88f

 そして,自分がいろんな祭についてその参加者数を知らないと事に気づきました。
 これが「観客数」であれば,GWの博多どんたくの観客数などでうん百万人規模であることが推計されているのをよくみますが,ではどんたくの「参加者数」が何人かといえば知らないなあと。
 代表的な祭についてその参加者数をまとめた論文やwebページがあればな~と思いましたがぱっとは見つけられず。・゜・(つД`)・゜・。仕方ないので自分で少しずつ調べていくことにしました。
 
 ということでまずは一番好きな博多祇園山笠の参加者数。これはぱっと調べると,rkbのニュース記事で記載がありました。

 情報ソースが博多祇園山笠振興会なのでこの数字は信頼できると思いますが,約6000人とのこと。まあでもこれは8流全体の数字だと思うので,各流では500~1000程度になると思います。

一番人数の多い千代流の一番山での追い山櫛田入りの様子

 

 どんたくに関しては,祭というよりかはパレードに相当するため,参加人数は膨大なものになるのは当たり前なので,博多松囃子の参加者数を探りますが…大黒流総合サイトをみると「松囃子参加人数は大黒流が新体制(昭和41年)になった頃から増加し、現在では大変賑やかに行われています。」などの記述はありましたが具体的な数値はありませんでした。

 下の写真は松ばやし2日目の護国神社の全体集合の写真ですが,天神などでお茶とかしてここには来ていない参加者や稚児舞などのメンバーはまた別に動いているはずなので全体ではこの2倍程度の参加者になるのかなあと。私の妄想では山笠が6000だったら1000~2000くらいはいそうな気がしますがどうなのかなと。
 

  岸和田のだんじりに関しては公的機関が作成した観客数のオープンデータがCSVで入手できますが参加者数はぱっとはみつかりませんでした。

 岸和田だんじりについていろいろな情報が集まったサイトに引用されている産経新聞の記事を参考にすると,「準備に伴う各町会の寄り合いでは、1万7千人が10回参加すると想定し」とあるので,それを参加者数としても良いような気がします。

 しかしまあ山笠の場合全体が6000人だとしてもそれは8つの流に分かれているので一度に動くのは多くても1000人程度だと思いますし,岸和田のだんじりも500~1000人程度に分かれているとの記載もあり,確かにそんな感じだと思います。
 そう考えるとやはり国府宮の裸まつりの1万人というのはすごい規模だよなあと改めてびっくりです。これだけの人数がどのように動くのか…すごく社会心理学的に面白いフィールドのように思えてこれはやはり一度見に行ってみたくなりました。
 
 まあでも,もっと「一度にうごく参加人数が多い祭」が他にもいっぱいあるかもしれませんので,今後も継続的に「祭の参加者」をこつこつ調べて行こうと思いました。

 

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