20231214 立食パーティー撲滅委員会
最近,「飲み会」についてちょこちょこ書いております。「祭心理学なのだから祭について書けや!」というツッコミが聞こえてきますが,やはり祭には直会や飲み会がつきものだと思いますので今日も考えてみたいと思います。
私は基本的に飲み会は好きですが,大嫌いなものとして「立食パーティー」があります。でも結構座席指定の飲み会より立食パーティーが好きな人も多いので,その理由を考えてみたいと思います。
1.座席指定だと話し相手が固定される。
座席指定より立食パーティーを好むのは女性の方が多い気がします。最初その理由が分からなかったのですが,おそらく女性の場合「男性上司の横などに席を設定され,お酌やらとりわけ等を強制される可能性が高いから」なのではと。立食パーティーだと嫌な人に近寄られても少し相手をして料理を取りに行って逃げればいいわけであって,飲み会に「不快な人と強制的に近づかさせられる」ことを不満に思っている人は立食パーティーがいいのだろうなあと。
私の場合,「飲み会なのだから日頃酒なしでも話せる人と話す必要はあまりない」と思うタイプで,座席指定で一緒のテーブルになった人といかに話題を膨らませてなるべくメンバーが均等に話せるかを楽しむタイプなので,既存の仲間関係のままの飲み食いがメインになる立食パーティーはさほど面白いとは思わないのですが。
2.料理のグレードがあがることがおおい
立食パーティーは基本バイキング方式になると思うので,給仕スタッフの人件費を抑えられる分料金が同じであれば料理のグレードがあがる気がします。また,立食パーティーの場合基本的にはホテルでの開催になるので,大衆居酒屋での揚げ物中心の飲み会みたいなものに遭遇する可能性も少ないと思います。
しかし,どれだけ料理がおいしくても立って食べると落ち着いて味を楽しめませんし,盛り付けなどの都合でどうしても洋食寄りになるので,カニやら鍋やら和食やらを楽しむのは難しいので最後はおじややお茶漬けなどの「汁気のあるご飯もの」で終わりたい自分としては立食はいやだなあと。
3.基本的にはオサレ
これは会場がホテルであるからだとは思いますが,オサレな格好で出席できるし上着や荷物をクロークに預けられるし下駄箱に靴を預けたら鍵の木札を無くしてこまることもないしなあと。また,基本的に立っているのでオサレした人は服をよく見てもらえるし,着崩れもすくないのだろうなあと。
んでもやはり飲み会は気兼ねない服装でどっかと座ってのんびり楽しみたい方なので私は立食パーティーは嫌だなあと。
と,ここまで書いてどちらかというと立食パーティーの良さを説明した感じになってしまった気がします。しかしこれらの良さは「職場の同じ部署のメンバーなどある程度気心の知れた人同士」の場合に限られると思います。事実,私も前の職場は年度初めに歓送迎会を立食パーティーでしていましたが,同じ学部のメンバーで集まるだけなので人間関係の面での面倒くささがないのでその立食パーティーは好きでした。
嫌いなのは「知り合いがいないか少ない立食パーティー」で,これは本当に地獄だと思う人の方が多いのではと思います。
以前,学会大会の懇親会の話を書きましたが,あれなどは本当にソーシャルスキルが高い人じゃないと無理だと思います。しかし,学会大会の場合「研究の話を一緒にしたい。」というモチベーションはまだ存在するので,なんだかんだで仲良くなることもできる気がします。
しかし,前の職場で委員会関係で「各大学から1,2名代表が出てきて100名くらいでする立食パーティー。職員同士は日常業務で顔見知りだが教員同士は関係がなく全然知らない。しかも基本教員はお飾りなので仲良くなる必要もない。」時などももう本当に苦痛だったなあと。
おそらく業務で上のような立食パーティーに参加している人もいっぱいいると思うので,そういう人で楽しめているのはどんな人なのか知ってみたいなあと。「立食パーティースキル」とか研究してみようかな~ってアメリカなどですでにありそうな気もします。
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