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20230730祇園祭での「役割」 ~大船鉾を垣間見て

 祭心理学のネタを探すために先日撮影した祇園祭の建日の大船鉾の写真を何の気なしにみていると…関係者の着ている服の多様性にびっくりしました。
 博多祇園山笠の参加者の場合,基本的に着ている服は「水法被に締め込み」か「長法被にステテコ」になり,法被の意匠で所属する町などがわかったりしますが,基本的にその人が流の中でどういう役割を果たしているかについては「手拭い」と「ねじねじ(?)」くらいでしか示されていないと思います。
 これは,参加者にポリバレント性が求められるというか,例えばかつては一人前の承認だったらしい「赤手拭い」の地位にいる人が何の仕事をするかといえば,もうなんでもするだろうと思うのですよね。Youtubeで総務が舁き手に入っていてびっくりされていたところを見た記憶がありますが,まあどの地位にいる人もいろんな役割をこなすことがあるのだろうと思います。
 しかし,先日垣間見させていただいた大船鉾の関係者の人はすごくいろんな服を着ていて,それぞれに結構役割が限定されているのだなあと思いました。

 今公式HPの存在を知りましたが,またじっくり読むのは後日にさせていただいて,あえてここでは読む前の自分の勝手な推測で書かせていただきます。

  多分この人たちが一番偉い方々かなと。 

 防警の専門家もいるようです。山笠の交通でしょうか。 

 車方と防警とはまた違う防災警備隊の方もいるようでなんかウルトラマンみたいで格好いいですね。 

 そして当然ながらお囃子の方の舞の方もいらっしゃるし,曳く人もいるでしょうし…。
 
 このあたりの役割の専業性と,それに関連した祭コミュニティの中の人間関係の違いについてまたもっと知りたくなってまいりました!

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