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サクソフォン&マリンバ ジョイントコンサート でした!

2023年11月10日

サクソフォン&マリンバ ジョイントコンサート

市川市文学ミュージアム

全ての方に「ありがとう」を伝えたい


今回コンサートを開催するにあたり、ご協力をしてくださった方々、雨の中お越しくださったお客様に、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!

花束や差し入れ、プレゼント等も、本当にありがとうございました。



当日は、山口さんの生徒さん2名が受付や裏方の業務を担当してくださりました。なんと、その日に音大受験の合格発表だったそうで、お二人とも見事に合格…!👏🏻💐大変おめでたい日に、裏で支えてくださりました。本当にありがとうございました。


そして、お誘いくださった山口雄理さん。本当に本当に、ありがとうございました!
今回のコンサートを終えて、感じたこと、新しい発見、学び、、沢山ありました。大変貴重な経験をさせていただけたことに、なんとお礼を申したらいいのか…。数日経過してもまだ頭の中が整理し終えておらず、思考整理をしながら、綴ってみたいと思います。

コンサートを一から企画すること

私にとって、コンサートを一から企画することも、複数の大曲があるプログラムを1つの公演で演奏することも、自分がスポットライトを浴び続けることも、何もかもが初めてで、正直に言えば不安でいっぱいでした…!
もし、失敗したら…。自分だけでなく、共演者にも嫌な思いをさせてしまう。集客もできるのだろうか。。1人で受けるコンクールよりも、自分が主体となってコンサートを企画して本番を迎えることに何百倍もの恐怖を感じておりました。

− 不安よりも挑戦したい気持ちが大きかった

しかし、昨年12月に山口さんと5公演もの本番をご一緒した際に、演奏技術は勿論、いつでもエネルギッシュで、会う度に明るい気持にさせてくれる大変頼もしい方で、山口さんとならきっと大丈夫!!と思いました。お誘いをお断りする理由など微塵もなく、大変恐縮に思いながらも、今回のコンサートに臨みました!

コンサート本番に向けての準備

2月に打ち合せを行い、
3月にチラシを作成。
4月からピアノ譜をマリンバ譜にする作業や、
5月にはコンクール曲と並行して短めの曲から譜読みを少しずつ開始しました。(譜読みをしてから頭と身体に染み込ませるのに時間がかかるもので…)
9月からは合わせ練習もスタートし、それからはあっという間なスピード感覚で本番を迎えました。

− 10月にはハロウィンコンサートも

また、リハーサルも兼ねて10月に八王子のイオンモールでの演奏でもご一緒させていただきました!🎃


ハロウィン衣装



この日は渋滞に巻き込まれてしまい、開始時間が遅れてしまったのですが、、🙇
山口さんのMC力に救われ、マリンバの組み立てショーと題してお客様に準備の光景から楽しんでいただきました。
また組み立てをしているバックで、サクソフォンソロを演奏するということを臨機応変にさらっとやってしまう山口さん。そんな彼の神対応に目から鱗と同時に頭が上がりません🙇

この日は、
・ハリーポッター
・ホーンテッドマンション
・チムチムチェリー
・オリエンタルウィンド
・風笛

をお送りいたしました。(時間調整の為、急遽プログラムを変更させて頂きました🙇‍♀️)

足を止めて聞いてくださる方、マリンバを背伸びして覗き込む可愛いお子様、終演後には沢山の温かいお言葉をいただきました。
常連様が多く、「今日は大当たりの日だ!」なんていう声も…!(マリンバ、何時間もかけて持ってきてよかった…!!!🥲)
30分程のほんのささやかなコンサートではありましたが、自分にとって大変貴重な経験となりました。

− チラシ制作

今回、チラシの制作を担当いたしました。実は、高校生の頃こうしたチラシやパンフレットだったり、雑誌の編集をするお仕事に密かに憧れていました。結局は保育科の大学に通いましたが、独学で参考書を購入して、街中の気に入ったデザインのチラシやパンフレットを持ち帰り、そっくりそのまま模倣して楽しんでいたことも。(今振り返ると、本当に変わった趣味です。笑)

そんなこともあり、チラシ制作にはかなり興味がありました。
1週間以上悩みに悩みながら作成して出来上がったのがこちらです。 

プロの目線からしたら、ご指摘沢山おありのことと思いますが、、、
ずっと憧れていたデザインのお仕事をやっている気分になれて、大変楽しかったです!

− サクソフォンとマリンバの可能性

どちらの楽器も他の楽器と比べると、まだまだ歴史の浅い楽器です。5オクターブマリンバなんて、世に広まってからまだ40年ほどしか経過していません。「こんな大きい木琴見たことない!」と言われるのも当然、珍しく思われて当たり前の楽器なのです。
音の重ね方、音量バランス、表現の仕方を1曲1曲話し合いながらリハーサルを重ねてまいりました。
まさに、可能性は無限大だと感じました。サクソフォン一つにしても、アルトサックスとソプラノサックスの両方を用いたり、そこにマリンバの様々な奏法を組み合わせることで、同じフレーズにしてもいくつもの表現の選択肢が広がります。正直、お互いにまだ学生でたっぷりと時間が確保できるのであれば、1日中どっぷりと研究をしてみたいくらいでした。

− 専門学生時代と比べて

また、個人的な話にはなりますが、専門時代はクラシック音楽を学んでる学生は私ひとりだけでしたので、学生の2年間は殆どソロ曲の練習ばかり行っていました。卒業してから、サクソフォンとマリンバという珍しい編成でアンサンブルを学べた日々は、1人で黙々と練習をしていた孤独な専門学生時代よりも、とてもキラキラとした日々でした。あとは、やっぱり人と合わせるって楽しい!!(山口さんの美容や筋肉についてのお話がこれまた面白い)
改めて誰かと音楽を一緒に研究したり、演奏することでしか見出せない発見があると感じました。

− 本番


衣装は今回のコンサートチラシの「和」のテーマに合わせて袴のシルエットをイメージしました!(伝わったかな…?)
落ち着いた気持ちで本番を迎えることができました。

本番の何が一番緊張したかというと、マイクを持った瞬間に頭が真っ白に…!そう、緊張ピークの瞬間はなんと合間に入るMCの時間でした。
挨拶は何十回も、お風呂でも、寝る前も、楽器練習の合間にも、沢山練習していたのですが、やはり経験不足で不慣れなものは緊張してしまうものです。山口さんの流暢な聞きやすいMCに沢山頼らせていただき、「こんな風に場を繋ぐのかぁ…」と勉強させていただきました!!

終わってから、「ああ、この作曲者のこともっと詳しく伝えたかったな」「私の少し変わった経歴とか、もっと話しておきたかったな」と、冷静になれてから話しておきたかったことが続々と出てきました。
次こそは、一度経験した本番なのだから、気持ちにも余裕が生まれているはず。演奏だけでなく、言葉でも伝えたいことをしっかり伝えたいと思います。
そう考えるとMCという表現は、私はあまり好きでないかもしれません。MCと言われると上手に話さなきゃ、と思ってしまうから。上手な話し方でなくてもいいから、「自分の言葉で伝えたいことを伝える時間」「コンサートをより楽しく聞いてもらえるために、言葉で補う時間」と、MCのそもそもの意味を考えれば、もっと積極的にマイクを持てるのかも。言葉でしか伝えられないこともあることを理解すれば、きっと。この気持ちを忘れないまま臨みたいので早く本番が欲しいです🎤

終演後には、温かい感想とサクソフォンとマリンバの響きに感動しましたというお声もいただきました。
「市川でもっと演奏してほしい!」「またサクソフォンとマリンバで演奏してほしい!」など、アンケートからも嬉しいお言葉が。。

ずっと緊張続きだったモヤモヤァ、ムズムズ、、という気持ちも、聴いてくださった方々の反応を見て、スーーっと解けていきました。
勿論、まだまだ至らない部分が多く、(至らないところだらけ…🙇)反省もたくさんあります。

ただ、私はこのコンサートを終えて、今までに味わったことのない幸福感に包まれました。
それは、今まで毎日マリンバと向き合ってきた時間が、地道に続けてきた練習が、日々成長を止めずに技術を磨いてきたことが、誰かに喜んでもらうことに繋がった。その瞬間を直に味わったからでした。



一つのことをやり遂げて新しい価値観を得る

私は1人の時間が好きです。毎日誰かに会わなくても、寂しくも思わないし、なんなら1人の趣味の時間を楽しめることに重きを置くタイプの人間でした。

“  でした。“

はい。

過去形です。笑

これはほんの少し前までの自分。
スケジュール帳を見返せば一目瞭然。

あれ、、?2021年を境に、今まで個人の用事のみだったスケジュールに、だんだんと人の名前が増えてきている・・・!!

性格も昔と比べてよく笑うようになったし、毎日穏やかな気持ちでいられるようになりました。(本番前後は緊張でとても穏やかではなかったけれど)

今までは知らなかったのです。
クラシックを学ぶ同期も、先輩も、後輩も、誰1人いない。

マリンバをやっているのはこの学校で自分一人。知り合いも、繋がりもない。そんな環境に2年間(1年目はドラムコースでした)、「ひとりでなんとかがんばる精神」を、専門学生時代に身につけてしまった自分。いい意味でも、悪い意味でも。

自然と遊びにも興味がなくなり、休みの日があれば学校で一日中ひとりで部屋にこもって黙々練習。だんだん人と話すことも減っていきました。年齢的に焦りもあって、友達は必要ないなんて思っちゃってたり。

卒業してから、少しずつ音楽仲間が増えて、少しずつ自分の心境も変化してきました。

今は、「人と会いたい、話したい、関わりたい」という気持ちが以前よりも強くなりました。その方が、気持ちが前向きになって、定期的に人と会うことでその状態がキープされて頑張れることを知ったのです。

音楽を通して出逢えた方々。
今自分のそばにいてくれる方々。
気付けば、みんな特別で、大好きな人しかいません。

初めて演奏のお仕事を頂いた時は、私もこの世界に足を踏み入れていいのだろうか、、?こんな自分がこんな凄い方々と同じステージに立ってしまっていいのだろうか、、、かなり怖気付いていました。
ただ、能力差はあるにしても、きっと共演者はそんな風に思っていない。沢山努力されてしっかり結果を出している凄い方ほど、同等に接してくれるような気がします。それが嬉しくて、嬉しくて。もっと上手く応えられたらいいのに、と自分への不甲斐なさを感じながらも、楽しい日々でした。

1人では決してできない経験をもっとしてみたい。何かを達成してみたい気持ちで今はいっぱいです。

今回のコンサートを終えた瞬間から、
人として少し成長できたような気がします。




思いのままに綴ってみましたがこの辺で✨

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!またチャレンジしたい!





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