CAFÉ KITSUNÉ OKAYAMAとホテルA&Aのアメニティ石けん
昨日は岡山市まで足を伸ばし、かねてより行きたかったCAFÉ KITSUNÉ(カフェ キツネ)とホテルA&Aに行ってきました。
ホテルA&Aは後楽園近くに昨年オープンした現代美術アーティストとアーキテクト(建築家)が手掛けたホテルで、こちらの宿泊施設でMATSURIKA SAVONを宿泊者様用のアメニティ石けんとしてお取り扱いいただいているので、一度は訪れてみたいと思っていました。
ホテルA&Aのレセプションにカフェが併設するというお話はもともと支配人の方から伺っていたのですが、そのカフェがパリ発のカフェキツネによる「CAFÉ KITSUNÉ ROASTERY」というロースタリーカフェ。
カフェとしては珍しい焙煎工場が中心で、店内の飲食スペースはなしでテイクアウトのみで支払いもキャッシュレスのみです。
それでもお客様は次から次へと訪れて店舗外のベンチでゆっくりする人達や、コーヒー片手に後楽園へ歩く人達。
何とも今風のカフェです。
古民家を改装したノスタルジックな店内には大きなロースター(焙煎機)があります。
一週間に1回はここでコーヒー豆を焙煎するそうです。
実はホテルA&Aはこちらのカフェ キツネがエントランスになっており、このカフェ内を通ってホテルのレセプションに通じています。
一見誰にも分からないホテルの入り口。
知る人ぞ知るといった感じでワクワクしますよね。
カフェからの通路を通った先の、ホテルのレセプションルーム。
椅子好きな私にはたまらない、思わずため息の出るような素敵なチェアが置かれています。
今回注文したのはホテルの方おすすめのカフェラテ。
倉敷牛乳の濃厚な味が香り高いコーヒーと相まってとても美味しかったです。
ありがたいことに、こちらのレセプション棟でホテルのアメニティ石けんでもあるMATSURIKA SAVONをお取り扱いいただいており、宿泊者様以外でもお買い求めになれます。
石けんの作り手として、こんな素敵な場所に美しくディスプレイしていただいて幸せすぎます!
香り見本も置いてありますので、ぜひ岡山のカフェキツネにお立ち寄りの際は隣のホテルのレセプションのMATSURIKA SAVONもご覧になっていってくださいね。
そしてなんと嬉しいことに今回特別にホテルの方のご厚意でお部屋を見せてもらえることになりました。
一度、外に出てからレセプション棟の裏の建物が一棟貸しのホテルとなっています。
今回見せていただいたのは「A&A ジョナサンハセガワ」
A&Aプロジェクトはこれからデザイナーとアーキテクトの名前が入った一棟貸しのホテルが次々と増えていく予定だそうです。
現代アートのホテルってどんな感じだろうとワクワク。
もう、入り口の巨大な一枚板の扉からしてただならぬ雰囲気です。
中に入ると、和風の小さな庭からやわらかい光の差すリビング。
この椅子とテーブルもかなり変わっていますよね。
この空間を楽しんでもらうためにテレビの設置はなく、BOSEのスピーカーがあり、木の扉を開けると岡山県の選りすぐりのクラフトビールや、お茶類などが置いてあります。
そして一見木の壁のように見える回転扉(忍者扉)を開けると、そこはベッドルーム。
吹き抜けのリビングとは対照的に、こちらは天井が低く木の温もりが感じられる落ち着く雰囲気の寝室。
最大6人まで宿泊できるとのことで、忍者扉でベッドルームがいくつか仕切れるようになっていてとても面白い構造でした。
そして、びっくり仰天したのが建物の中央部を貫く高い高いこの階段。
角度も急で段数がありすぎてカメラにおさまりきれません(笑)
この階段を上りきると、なんと上は展望バスルーム!
六角形のようなバスタブは大人3人くらい余裕で入れそうな大きさです。
窓から後楽園の景色が見えて、桜の時期は特に美しいとのこと。
こだわりのアメニティも素敵です。
dear mayukoの基礎化粧品や、肌触りがたまらないイケウチオーガニックのタオルやパジャマ。
そして、そしてありましたー!
工房で日々作っているMATSURIKA SAVONの生せっけん!
今回は、岡山県北のひのきの枝葉を使った香りの「ひのき麻炭」の石けんが置いていありました。
「美術館に泊まる」というのがテーマのホテルで「美術品のように美しいマツリカさんの石けんを置きたい」と、ホテルの支配人さんからお声かけいただいた時はとても驚きましたが、こうして宿泊者様の旅の疲れを癒やす石けんとしてこんな素敵なホテルに置いていただけて感無量です。
建物に圧倒されて、実はあまり写真が撮れなかったのですが、どこを見ても開けてもワクワクする仕掛けがいっぱいのホテルで、一緒に見学した息子が
「秘密基地に泊まるみたいなホテルだね!」
と始終楽しそうにしていたのが印象的でした。
このトイレの天井はどうしてこんなに高いの?
この柱にどんな意味があるの??等々、建築家さんの謎解きをするようなアートホテルは、泊まった人は絶対に楽しいだろうなぁと思う。
快適とか機能性も大事だけれど、こうした一見作り手の狙いが分からないような遊び心やスペースは人生をより豊かにすると思うのです。
ホテルとキツネカフェを後にして、その後は歩いてすぐの後楽園と岡山城の散策。
天気もよく気持ちのいい一日でした。
普段、空気と水の澄みわたる岡山県北の真庭市の自然の美しさも大好きですが、たまには都会に出て、こうして人の手で作り上げた現代アートに触れたりすると心がワクワクして刺激を受けますね。
美味しいものやアートに触れて心が豊かになるように、五感に響くような石けんをこれからも作っていこうと、今回の探訪でそんな気持ちを新たに胸にするのでした。
ホテルA&Aのホームページはこちら→☆
CAFÉ KITSUNÉ ROASTERY
岡山県岡山市北区出石町1-6-6-2 (不定休)