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庄内(羽黒山)


GWは繁忙期ということもあり、通常営業だったが、GW感を出すために安く飛べる場所を探して日帰りで旅をしようかと。

ちょうど前日のmtgで庄内のスイデンテラス(エスコン開発)の話を伺い、ちょうど庄内の安いチケットがあったので何も予定なく予約をした。

飛行機の中で庄内の観光地を調べているとどうやら出羽三山、羽黒山というものがあるようで行き先をそこに定めた。

驚きの連続、知名度のギャップ


羽黒山は、山形県庄内地方に位置する出羽三山の一つ。修験道の聖地で宿坊が周りに50-60もあるような場所だ。

羽黒山の中心には、平安時代から続く羽黒神社があり、参道の約2446段の石段を登って参拝に向かう。

この参道こそがまさに「神社仏閣のディズニーランド」であった。

まず最初に入った段階でテンションが上がる滝、橋、神社がある


その上すぐに

平将門が創建と書いてある国宝だが、色々とおかしい

600年前に作られた五重塔が森から現れてくる。

「寺社は日本最古のデベロッパー」とおっしゃっていた記者の方の言葉が脳裏によぎるが、そもそも現代のデベロッパーでも山林の中に五重塔は建てない。

期待が爆上がりし早く山頂のメインディッシュに行きたいと思うわけだが突如現れる2446段の石段に面食らう

ゼーハーゼーハー言いながら、もう無理と思う瞬間(2/3位きたところだろうか)またもや突如現れる、茶屋。


これが天空の茶屋である。
ドラクエじゃないんだから反則だろうと思いながら中に入れば絶景が広がっている。

最後のセーブポイントばりに回復した上でラストスパートの石段を上り切るとそこには立派な檜皮葺きの本殿が出てくる。

そして名だたる神社の名前を冠した小さなお堂がたくさん。
これぞ神社のサイトコントローラー(様々な販売サイトを一括で管理するシステム)

本当にここが世界遺産でない理由がわからない豪華さである。

GWでさすがにホテルの価格は高騰していたが最寄りの都市の鶴岡の街には人がほとんど出ておらず、大きなギャップを感じた。

おそらく、2124年、この国の人口が3,000万人を切ったとしても、それまで1,000年間守り続けたように誰かが使命を持って守っているのだろう。
しかしこれほどの文化の継承が人目に触れなくなっていくのはとても寂しいものだ。

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