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ジャケットについて語る #01 金魚すくい

1日に何曲も楽曲がリリースされている昨今。誰かが作ったプレイリストやおすすめの曲、はたまたSNSで流行っている曲や街中で流れている曲など…お気に入りの曲を見つける方法はどんどん多種多様になっている世の中。

そんな素敵な楽曲で溢れているこの時代。CDショップには勿論、楽曲配信サイトにもたくさん並んでいる中で…楽曲の顔とも言えるのが”ジャケット”。

楽曲を探すことをディグる(dig=掘る)と言いますが、私自身ディグる時にはプレイリストを聴いたりする他に、パッと目に入ったジャケットに心惹かれてその楽曲を再生する事がよくあります。想像していた雰囲気の楽曲が流れてくる事もあれば、ジャケットからは全くもって連想されなかったような音楽が流れてくる事もあり意外と楽しいです。ジャケ買いならぬジャケ聴き。気軽にいろんな音楽と出会える時代だからこそ楽しめる方法です。

MATSURIの配信楽曲のジャケットでは、『パッと目に入る』分かりやすさと、そのジャケットの中に隠れているメッセージ性を大切に作っています。
今回は、今日まで出してきた楽曲のジャケットに込められているストーリーをお話しして、これまで出会った時に感じたMATSURIの楽曲へのイメージだけではなく、その中に隠されていたストーリーも楽しんでいただけたら嬉しいです。

偶然生まれた『金魚すくい』

まずはMATSURIにとって世の中の皆さんと初めましてになった1st digital single『金魚すくい』。その配信ジャケットがこちら。

MATSURI_金魚すくい_jk

金魚が水の中を泳いでいる様子を上から見たイメージをキャッチーに表現しているジャケット。金魚すくいの金魚達をしゃがんで眺めていた幼い頃の記憶を思い出します。

実はこのイラスト、波形でできているのですが。なんとMATSURIが実際にレコーディングで歌っていた時に偶然できた波形なんです。

実際の波形がこちら。

スクリーンショット 2021-09-21 13.16.44

「なんかここ金魚っぽくて可愛い!」と、何気なく携帯のカメラで撮影した1枚。いざ配信ジャケットをどうするか考えていた時にこの写真の存在を思い出し、そしてそのまま使用するという斬新なジャケットが出来上がりました。

きっと普段なら気が付かないはずなのに、あの時にパッと目に入ってきたのが画面の波形の中に隠れていた金魚。私を見つけて欲しい、選んで欲しい。『金魚すくい』の楽曲の中にある歌詞ともリンクして、運命すら感じた瞬間です。

そんなMATSURIの1st digital single『金魚すくい』は各配信サイトで聴ける他、YouTubeでは楽曲の世界観を最大限に活かした幻想的なミュージックビデオも公開中です!

配信サイトはこちら!

音楽やアート、デザインなど、0から生み出されるものに対しての受け取り側の感情に正解、不正解はないと思っています。制作している時には、「ここを見てほしな」と思っていたとしても、実際に世の中に出た時には全く違う切り取られ方をしていて、そこがユーザーに刺さっていたり、それがアーティストにとっての新しい発見だったりもするので、皆さんの反応が見えれば見えるほど、それがとても楽しいです。たくさんの人の目に触れて、耳に入って、そうして様々な意見の中からまた新しいアイデアが生まれていく…。正解がないものだからこそ生み出し続けたいですし、皆さんが受け取った時の感情や、どんなことが頭の中に浮かんだのかなども教えてもらいたいなと思っています。

是非皆さんもMATSURIのジャケットや楽曲、ミュージックビデオを見て聴いて感じたこと、思ったことや見えてきた世界を、今度は皆さん自身がMATSURIや他の方々に伝えていってくれると嬉しいです。掬われた金魚がどのように泳いで行っているのか楽しみながら、今後もMATSURIというアーティストを発信し続けられたらと思っているので、皆さん是非一緒についてきてくださいね!

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