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馴染んだら抜け出すのは難しい

アスナ:「不思議ね。何だかこの世界で生まれて今までずっと暮らしてきたみたいな。そんな気がする。」

キリト:「俺も最近、あっちの世界のことを思い出さない日がある。俺だけじゃないな。この頃、クリアだ。脱出だ。って血眼になるやつが少なくなった。」

アスナ:「今、最前線で戦っているプレイヤーなんて500人いないでしょう。みんな馴染んできている。この世界に。」(ソードアート・オンライン 8話 黒と白の剣舞より)

仮想世界のゲームに閉じ込められて2年、初めは混乱や恐怖で包まれていたプレイヤー達はゲーム内での生活にすっかり馴染んできたようです。

モンスターと対峙して、お金と経験値を得て、レベルを上げて、ゲームクリアを目指す。自分で商売(アイテム屋)したり、(鍛冶など)スキルがあれば、戦闘とかしなくていいので、死ぬリスク無しでお金が手に入り生活できます。

混乱や恐怖があるのは、自分が何をすればいいのか分からないからであって、生きていける確信があれば、それらは無くなるわけですね。

向上しなくなる

混乱や恐怖を味わい、そこから脱出して、安心と安定を手に入れてしまうと、次の一歩はなかなか踏み出せないのではないでしょうか。

これは挑戦して失敗した時よりたちが悪いような気がします。

挑戦→失敗は結果。成功もあれば失敗もある。ある程度覚悟があって自分から行動したことなので、混乱することはまず無いです。

ただ少し恐怖はあると思います。「次も失敗したら…」という恐さは必ずある。その恐さを抱えて「次はどうするか?」を考えることができる人が次に進むことができると考えます。

混乱や恐怖から始まるということは、「死ぬリスク」を回避し、安心と安全を手に入れることが目的になってしまうので、それ以上は望まない人が多いのではないでしょうか。(一番上の会話のように)

違和感を感じる人は進む

「現実世界でやり残したことがたくさんあるから」と言って、キリトとアスナはゲームクリアを目指します。

二人はトッププレイヤーなのでお金とか経験値が他のプレイヤーよりもたくさんあるだろうに現状維持をせず、死のリスクを侵し、攻略を目指します。

目的の位置の違いで行動も変わってくるし、高い位置を目指すほどお金とか経験とかを得る。それでもそこで終わらない。目的が生活するだけではなく、「ゲームクリア」という夢だから。

馴染むのは恐いなー。

ということをキリトとアスナの会話から感じました。

#アニメ #人生 #ソードアートオンライン #目標設定

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