理想の 「上に立つ人」
「安心して。圏内ならどんな攻撃を受けてもHPは減らない。そう、軽いノックバックが発生するくらい。その代わり、圏内戦闘は恐怖を刻み込む。」(ソードアート・オンライン 11話 朝霧の少女より)
アスナが軍(他ギルド)の下っ端に言った言葉です。軍の下っ端は「市民を守るため」やら「ゲーム攻略のため」やら難癖を付けて善良な一般市民から納税を強行しておりました。
そんな恐喝まがい的な行為を見兼ねて、アスナは安全エリア(圏内)で戦闘を仕掛けます。
HPは減らないし、いくら安全なエリアで攻撃を受けても減っちゃら!という風に人間は簡単にできておらず、攻撃された経験は精神的にトラウマになります。(PS VRのバイオハザードとか超怖い)
上に立つ人は人格者ではない
軍の下っ端のように恐怖政治で統括しても人は付いてきません。守ってくれるような、救ってくれるような、何かを与えてくれるような人格者でいてほしい。というのが一般的な考えで、下で動く人は上司に先導してくれることを期待しております。
ただ上に立つ人が全員人格者であるかと言われたらそうではありません。使えない人間はどんどん切り落とされるのが社会の常で、会社の社長はそのような判断をしなくてはなりません。
結果ファーストだからすごい
Apple創業者であるSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)のライフストーリーを描いた映画を見たことがあります。
彼は彼の要求通りに動かない者を容赦無くクビにします。
有名な話ですが、ジョブズと一緒にエレベーターに乗ってて降りた時にはクビになってたという部下もいるそうです。(無能と見なされて)
ジョブズは他人の評価よりも自分が納得するように仕事を進めるそうです。コンピュータの中身は複雑な回線で繋がれていますが、普通は誰も見ないです。(誰も解体してまで中身を見ません)
それでもぐちゃぐちゃに並べるよりキレイに並べた方が良い。見えないところまでキレイに整え、見た目もシンプルなデザインになっております。
ジョブズがこだわった通りに商品を生み出した結果、Appleは紛れもなく世界一の大企業です。
対人力があったら最強
またまたジョブズですが、部下の能力を引き出すのがやっぱり上手い人なんじゃないかーと思います。
「3日でやれ」という命令に対して38のできない理由を持ってきた部下がいるそうです。
「これこれこういう理由がありまして恐れ多いんですが、1ヶ月は掛かります。」
しかしジョブズはそれでも「3日でやれ」という指令を曲げません。
その結果、1ヶ月掛かる仕事が1週間で完遂したそうです。
部下一人一人に、限界を決めないでやれと命令する。
やっぱり「とりあえずやってみる」というのは大事ですね。自分で決める限界は全然限界じゃないんだなーというのが分かります。
ジョブズのように結果ファーストであり、対人力が加わった完璧超人みたいな人がいるのであれば、その人にこき使われてみたいなと思います。
守るべき一般人からお金を巻き上げるしょうもない下っ端を見てそんなことを思いました。
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