12月30日　好きなところに行っといで

母：　今朝、まっちゃんに一人で散歩行ってくるから見守ってねって言ったら、大丈夫だよ、好きなところに行っといでって。

今朝、母が松の木のまっちゃんとの会話を教えてくれました。11月14日までは、私の方から、まっちゃんどうだった、と聞いてまっちゃんとの会話を教えてもらっていたので、それ以来です。

先日、もうまっちゃんとの会話について母に訊ねないことにしたので、もう日記を公開するのを終わりにしますとご報告させていただきましたが、せっかく母が会話を教えてくれたので、今年の締めくくりとして投稿させていただくことにしました。

まず、お礼から。さようならの投稿に３人の方々からスキをいただきとても嬉しかったです。そして、今まで私の拙い日記を読んでくださった皆様、スキをくださった皆様、日記を書くことで思いがけない喜びをいただきました。ありがとうございました。

次に、母の今の状況です。お薬もサプリも飲まずに健康です。食事も少しずつ食べれる量が増えてきて、一人でできることも少しずつ増えてきました。先日はお風呂の浴槽へ一人で入りました。訪問リハビリの先生がびっくりされて、浴槽の高さを測ったら６０CMもあって、更にびっくり。

二週間ぐらい前からはほぼ毎朝ひとりで散歩に行っています。少しずつ距離を伸ばして、今朝はまっちゃんから好きなところに行っておいでと言われて、初めて一人で歩く道に挑戦してみたそうです。距離にすると４００mぐらいだと思いますが、坂もあったり、母にしてみればかなりの冒険です。

来年は、少しずつ歩く距離を伸ばして、いつもの美容院へ行って３０分そこで体操してこれるようにするそうです。そうすれば、一人で美容院に行けるようになると考えているようです。毎日少しずつ距離を伸ばして、努力している母、頼もしい限りです。

最後に、今の私の心境です。母が1月に寝たきりの状態で私の家に引っ越してきてもうすぐ1年、母との生活を通して、自分の弱さ、未熟さ、高慢さ、根性のなさに気づきました。そして、本当に辛いときに手を差し伸べてくださった方々の優しさと愛で困難を乗り越えることがでたことに感謝の気持ちでいっぱいです。偶然と言うには不思議すぎる出来事もたくさんあって、見えない力にも支えられ、守られていると実感する一年でした。おかげで、困難もありましたが、本当に喜びの多い母娘二人三脚の生活を送らせていただきました。

来年は大自然に学びながら、衣食住をしっかりしていくことを通して、今の生活をもっと楽しんで行こうと思っています。そしていよいよ自分の事務所を開設するための準備も初めて行くつもりです。

この投稿を読んでくださった皆様もこの一年色々な出来事があったことと思います。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。