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32 ルーティン

ちょっとが生後1ヶ月を過ぎた頃から、飼い主の朝晩のルーティンに散歩が加わった。それから7年と8ヶ月、約2千8百日。つまり2千回以上、飼い主はちょっとと一緒に朝日を眺めていることになる。
合気道の創始者である植芝盛平と言えば、北海道開拓団として上湧別村白滝原野(現・遠軽町)に入植し、上湧別村会議員も務めた。盛平は、「同じ稽古をしても勝つ者もあり負ける者もある。勝敗を決するのは運である(趣意)」と言い、ルーティンつまり繰り返しが運を作り上げると言った。
話のレベルは違えど、ちょっととの散歩もルーティンだ。朝日を見ると気持ちが晴れる。よし今日も頑張ろうと言う気持ちにもなる。ちょっとは飼い主に2千回以上も朝日を眺めさせてくれた。ちょっととの暮らしは、飼い主の人生にただならぬ運気をもたらしているようにも思える。

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