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事務局長の万年筆

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メールマガジン「ほぼ週刊さろま」に寄稿したものを保管しています。
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記事一覧

50 力を抜いて

先日、NHKの『ドキュメント72時間』という番組で、奄美大島と加計呂麻島を結ぶ海上タクシーが…

松尾 憲幸
2年前
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49 環境と自分

津軽弁での有名な会話に「どさ」「ゆさ」というのがある。「どこ行くの?」「風呂に入りに」と…

松尾 憲幸
2年前
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48 凡庸な悪

1984年、『朝日ジャーナル』誌上に「新人類の旗手たち」とのタイトルで、筑紫哲也と当時の若者…

松尾 憲幸
2年前
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47 他者と自分と花とウンコ

わが家の愛犬、チョットくんがヘルニアの手術をした。病院では環境の違いのせいか食事を摂らず…

松尾 憲幸
2年前
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46 納得する技術・させる技術

小さな島の小さな集落に住んでいると、近所のオジィやオバァの話を聞く機会が多い。オジィやオ…

松尾 憲幸
2年前
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45 この国のカルマ

時事問題を扱うと話が暗くなりがちなので避けて来たのだが、上 昌広著『日本のコロナ対策はな…

松尾 憲幸
2年前
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44 なぜ愛犬チョットは港で釣り針を食べてしまったのか

名古屋近郊で暮らしていた頃、短い期間ではあるが『GAZOO』というコンシューマー向けの情報提供サービスをおこなうトヨタ系列のデジタルメディア制作会社で仕事をした事があった。トヨタには有名な「A3報告書」なるものがあり、A3の用紙1枚の中で問題解決への8つのステップを整理し、それを元に現場の改善を進めていく。中でも白眉は要因解析における「5つのなぜ」の実践だ。1つの問題に対して5回、なぜそうなのかを問い掛けて真の要因を炙り出す。実際には要因が抽出出来てしまえば5回にはこだわらな

43 人としての筋力

私は、市のNPO法人連絡協議会の世話役をしている関係で、年に2回は管内の共生・協働推進協議…

松尾 憲幸
2年前
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42 愛犬と弓と禅

弓道では、射手が自分自身と対決するのだと言う。(『新訳 弓と禅』オイゲン・ヘリゲル  2015…

松尾 憲幸
2年前
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41 社会規範と婿の気持ち

妻と義母が言い争っていたので聞き耳を立てた。近所の人が義母に対して善意でしてくれた事に対…

松尾 憲幸
2年前
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40 「ほんとの空」はどこにあるのか?

東京に空が無い、と言ったのは高村光太郎の妻、智恵子であった。「阿多多羅山(あたたらやま)の…

松尾 憲幸
2年前
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39 関西系の妻と場づくりの技術

私の妻は関西人だ。妻の両親は奄美大島生まれなのだが、義父が転勤族だったため、妻は大阪で生…

松尾 憲幸
2年前
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38 百姓のすすめ

日経平均株価が30年半ぶりに3万円の大台を回復したのだそうだ。一方で日銀が日本株最大の株主…

松尾 憲幸
2年前
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37 筆休め

昨今の、誰かを責めさいなんだり揚げ足を取るような報道ばかりに気疲れされている方も多いのではないでしょうか。 という事で、 今回はちょっと筆休め。 奄美大島ではそろそろ桜の季節が終ろうとしています。先日撮影して来た緋寒桜(ひかんざくら)の写真をどうぞ。ソメイヨシノよりも色が濃いのが特徴です。