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自己紹介

初めまして。松岡と申します。出身は静岡県沼津市で、大学から東京に出て、今は神奈川県に住んでおります。自分が何者なのかをきちんと棚卸して記録しておこうと思い、自己紹介を詳しめに書いていきます。

松岡の現在地

これを書いている2022年6月時点で、新卒で働きだしたIT系不動産広告の会社の5年目になります。WEBディレクター(社内では「企画職」)としてキャリアを積んでおり、副業でコーチングを勉強していて、国際的なコーチングの資格「CPCC」取得に向けて日々励んでいます。


現在地に至るまでの過程

自分は「人に話を聴いてもらえない人」だと気づいた小学生時代

小学生のころ、気づいたときには「言いたいことが口から出ない」ようになっていました。大人になってそれが「吃音」というものだと知ったのですが、当時はそれがなぜなのか分かりませんでした。
例えば自分の名前が言えない。「まつおかけいすけ」の「ま」を言おうとすると、のどが詰まる感じがして声が出せなくなる。そんな症状です。
嬉しいことがあっても、頭にきたことがあっても、悲しいことがあっても、楽しいことがあっても、それを口にすることができない。自分の気持ちを伝えることができない。
同級生からはからかわれましたし、親も含めて誰にも理解されませんでした。いつも孤独で、みじめでした。自分は一生このまま独りぼっちで、人から馬鹿にされ続ける人生なのだと心の底から思っていました。
軽々しく言っていいことではありませんが「死にたい」といつも思っていました。「死にたい」と思っていても明日はやってくるので、明日が来れば学校に行かないといけないし、人と話さないといけないしで、「明日」に絶望する日々でした。

人生を「諦めた」

小学校高学年の頃、「自分は一度死んだものと考えよう」と思いました。
そうすると不思議と気持ちが楽になって、なんでもできる気がしました。
何がきっかけでそう思ったのかはわかりませんが、それが自分にとって最大の原体験だと思います。
自分の人生なんて、生きていたって何があるわけでもない。だったら精々楽しもう。そんな自暴自棄な感じではあるものの、ずいぶん楽に生きられるようになりました。


官僚になることを目指した高校生、大学時代

誰かや社会に虐げられている人を守れる人になりたいと思っていたのと、勉強はできたのもあって、高校は進学校に入り、その時から警察官、または官僚になることを目指すようになりました。
自分の生きる目的を見つけたような気がして、何もかも順調、なんでもできるような気になっていました。

警察官になりたくて柔道部にはいりました

そして法学部の大学に入ってから法律を勉強して、国家公務員試験を受けましたが、面接で落ちました。その時の面接官に「君は模範解答をしてばかりで、何がしたいのか全然わからない」と言われ、心が折れました。
「国の制度はこうあるべき」「社会課題解決のためには法律を変えるしかない」という話ばかりしていましたが、どれも本の受け売りで、自分の意見はなかったことに気が付きました。

まちと地域課題という「現場」に行ったインターン生時代

自分の原点に立ち返り、目の前の人の力になる、ができる方法として「まちづくり」に興味を持ち、課題先進地域と言われる熱海に行き、まちづくり会社にインターンを始めました。
行政や誰かに丸投げするのではなく、目の前の課題に対して自分が当事者としてまちの未来に関わっていく。熱海ではそんなかっこいい大人達にたくさん出会い、自分もそうなりたいと思いました。

起業支援の仕事で感じた「寄り添う」ということ


インターンが半年を過ぎるころ、熱海で起業を考える方々に伴走支援する仕事をさせてもらいました。
起業などしたことも無いので、当然事業のアドバイスはできないのですが、参加者の方々からは、僕と話していることで落ち着き、整理ができた、と喜んでもらうことがありました。それが何より嬉しかったのを覚えています。
「誰にも話を聴いてもらえなかった自分」と「誰かの話を聴いて役に立てている自分」が奇妙に繋がった瞬間でした。
一方で自分自身もこの頃、人生をかけて事業に挑む起業家に伴走する、という行為に重圧を感じ、体調を崩すこともありました。そんな時、インターン先のまちづくり会社にコーチとして参画されていた方が気にかけてくれて、僕の話を聴いてくれました。
思ったことを全て話し、自分の奥底にあった感情もすくい取ってもらい、最後には応援もしてもらえました。そのおかげで前向きに仕事ができるようになり、最後まで走り抜けることができました。

悩んだり、困ったりした時に、話せる人が身近にいて、寄り添ってくれること。何かアドバイスをしたり、自分の代わりに何かをしてくれなくてもいい。心が折れそうなとき、前を向けない時に、そんな人がいてくれるだけで、どんなに安心させられ、勇気づけられることか。2つの経験から身を持って知りました。

東京の会社で働きだした24歳

インターンシップが終わり、大学を卒業して東京のIT企業で働き始めました。
アクセス解析からプロダクトの課題を見つけて改善の提案をしたり、他の企業との提携で売り上げを伸ばしたり、SEOに取り組んだり、顧客要望を起点とするプロダクト改善に取り組んだり、色々してきました。
その一方で熱海で経験した「目の前の人に寄り添う」ことをもっとやりたい、それを自分らしいこととして伸ばしていきたい、という思いも、だんだんと強くなりました。

働き出して間もないころ


CTIでコーチングを学び始めた27歳

熱海でお世話になったコーチの方に相談して、CTIでコーチングを学ぶことを紹介してもらいました。
コーチングの実習を通して、その人の見ている世界やみたい景色を一緒に見せてもらえることに大きな喜びを感じて、こういうこと、やりたいよなぁと思いました。
学び始めて約1年半。本業の仕事を継続しつつ、コーチングのプロの資格取得に向けて頑張っている、今に至ります。


これから

悩んだり、困ったりした時に、誰にも話せない苦しさを経験しているからこそ、それらを話せる身近な人、寄り添える人であること。これを大事に生きていこうと思います。

苦しい時に我慢したり変わろうとしなくたっていい。前向きになろうとしなくたっていい。ただ落ち着いて一緒に深呼吸をしよう。そしたら何か景色が変わるかもしれない。
何かを変えたいと思ったときには、僕が全力でサポートするよ。

身近な人を常に気にかけて、そんなことが言える、態度で示せる人。思っていることを安心して話せる人。になれたら、かっこいいなと思います。

小学生の時の自分に、生きていてよかったと思ってもらえるように。

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