その人の元々ある力を信じるということ
コーチ仲間が呼んでいるのを見かけて「一兆ドルコーチ」を自分も読みました。
本の内容は、自らもスティーブ・ジョブズの右腕としてAppleの取締役を務め、他にもGoogleなどシリコンバレーの超大型企業の経営者をコーチングしたすごい人、ビルのお話です。
そんな凄いコーチの技を学ぼうと読んでみたのですが、凄すぎて技術の本を読んでいるというより、歴史上の偉人の伝記を読んでいるような気分でした笑
(もともとテクニック本では無いのですが)
それでもこの本に書かれているビルのスタイルから学んだことは、コーチングの基本は「その人が元々持っている力を信じる」であることです。
その人が悩んでいる時も、成功に喜んでいる時であっても「君の実力はそんなもんじゃないだろう」と心から訴えること。チームがうまくいかない時、チームメンバーを信じて任せること。
そんなスタイルが共通しているように感じました。
「信じる」はコーチングの基本と書きましたが、これが実は訓練が必要なもの。相手を何とかしようというスタンスで関わると、大抵おせっかいになってしまったり、相手が失敗しないようにと可能性を狭めてしまったりしがちです。
そうではなく、相手はもともと自分で何かを成し遂げる力を持っていて、自分はただその人の力を心から信じる存在として寄り添うこと。それだけで人は自分で挑戦できる。そういうものだと思います。
相手を心から信じるコーチング、自分ももっとやってみたいとこの本を読んで思いました。