エネルギー代謝

カロリーとは

カロリーはエネルギーの単位であり、1kcalとは、1kgの水の温度を14.5度から15.5度まで上げるのに必要な熱量(エネルギー)のことです。

栄養素に含まれるエネルギー

食品に含まれる栄養素のうち、糖質、脂質、たんぱく質はエネルギーを持ち、これらを熱量素と言います。

これらの「生体利用エネルギー量」は、

糖質 4kcal
脂質 9kcal
たんぱく質 4kcal

となります。(アウトウォーター係数)

人に必要なエネルギー

人の身体の中で消費されるエネルギーは大きく3つに分類されます。

①基礎代謝

基礎代謝とは、生命を維持するために必要な最低のエネルギー代謝量です。身体を動かさず、ベットの上で一日中寝ていたとしても、心臓や脳などは常に動き続けています。これらを動かすために必要なエネルギーが基礎代謝です。

②活動代謝

活動代謝は、日常生活での様々な活動により消費するエネルギーです。家事や仕事、運動など人それぞれ動く量に応じて必要量が変化します。

③食事誘発性熱生産

食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。

e-ヘルスネット引用




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