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ダニエル太郎と立野リカがなんかいい

「テニスボーイの憂鬱」を読んだとき自分がテニスをするなんて夢にも思わなかった

村上龍の「テニスボーイの憂鬱」を読んだのはたしか大学時代だったと記憶しています。お金持ちだけどなんだかイケてない男性がテニスばかりしている話でしたが、その本を読んだときまさか将来自分がテニスをするなんて全く思いませんでした。

バスケットボールとダンスが大好きだった私は、テニスというスポーツをゴルフと同様にカテゴライズし、「お金持ちがヒラヒラやるスポーツ」だと認識していました。なんという偏見でしょうか。

今やオーストラリア、上海とテニスのトーナメントを見に行くのが何より楽しみ、というほどテニス好きになった私。テニスの魅力は、試合の内容だけでなく、プレイヤーの人となりでもあったりするのです。

ダニエル太郎の試合をブリスベンで見た

香港でも時々ATPチャレンジャーなどの試合があり、イギリスのエドマンドや韓国のチョン・ヒョンは、すでに生で試合を見たことがありました。

でもわざわざ海外にまで出向いて試合を見に行ったのはブリスベンが初めて。そこで見た最初の試合がダニエル太郎の試合でした。相手は確かセルビアのキツマノビッチでした。

ダニエル太郎は、生で見る初めての有名日本人の選手とあって、ものすごく興奮したのを覚えています。

既に試合が始まっていたため、2ゲームごとの休憩時間の間に空いている座席に滑り込みました。そしてふと前を見ると、明らかに私を含めた周囲の女性陣と異なる、特別な雰囲気を醸し出す女性が座っていました。そして太郎にメチャクチャ声をかけています。(当然、声をかけてよいタイミングで)

「Go Taro!」

英語でした。発音も良い。太郎も何度も彼女を見ています。もはやコーチに指示を仰ぐレベルで見ています。

私、直感でわかりました。これは彼女に違いない。「テニスプレイヤーと彼女」ってやつを初めて間近に見た瞬間でした。ほう、と思いました。

日本に帰国ししばらくしてふとインスタをフォローしてみた

私はアレックス・デミノーと、ドミニク・ティエムのファンなのですが、ダニエル太郎の実物はかなり格好良かった。背も190㎝くらいあるらしく、外国人選手に負けていません。

なので、帰国してしばらくしてからふと思い出して、ダニエル太郎のインスタをフォローしてみることにしました。

すると、いました。ブリスベンで見た彼女がそこに。本物系モデル(25ansとかの雑誌で高級ジュエリーをつけるタイプの、極上のモデルさんのこと)で、テニスもプレーするとのこと。太郎にとって完璧の彼女じゃないですか。

そこから彼女の名は「立野リカ」だということを知り、彼女のアカウントもフォロー。

モデルさんらしく、完璧なショットの写真もたくさんあるのですが、それと同時にちょっとなんというか、普通な、いやちょっと抜けているような写真もある。しかも別にあざとく狙ってるんじゃなく、日常の一部として。そして、それがとてもいいんです。

ジェーン・スーがエッセイの中で、真木蔵人の元妻でモデルである山田明子のブログに掲載されている写真が、時に全然モデルっぽくないと言っていて、それを思い出しました。本当に育ちがよく、飾る必要のない人が持つ本来の輝きってやつなのか。それが何気ない写真に写りこんでいる感じです。

めっちゃ声出して応援してた彼女は立野リカだけだった

そして、ブリスベンでの彼女の様子を思い出しました。太郎の他にも、彼女や奥さんを連れてきていたプライヤーはたくさんいました。カナダのラオニッチも、すっごいかわいくて明らかにモデルか何かな彼女が、コートサイドに折りたたみ椅子を用意してもらって座っていました。

でも私の知る限り、あんなに一生懸命に、まるで一緒にコートに立っているかのようにプレイヤーを応援していたのは立野リカだけでした。

もはや立野リカのインスタでしかダニエル太郎を目撃していない

ダニエル太郎はあまり頻繁にインスタを更新しないみたいで、インスタにフィードされてくる数々の投稿の中で彼を目撃することはあまりありません。あるとすれば、立野リカの投稿にかすかに写るランニング中の後ろ姿だったり、一緒に参加したのであろうパーティーでの後ろ姿だったりします。

この二人の恋の行方がそれほど気になる、というわけではないのですが、なんかいい感じだな、と目にするたびにしみじみ感じています。

















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