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kintone Café 神奈川 Vol.7でオフライン環境下でのデータ活用法について発表しました

こんにちは、エミックの松尾です。2021年3月26日(金)にオンラインで開催されたkintone Café 神奈川 Vol.7に運営メンバーおよびスピーカーの1人として参加し、オフライン環境でもkintoneのデータを活用する方法について発表しました。この記事では、kintone Café 神奈川 Vol.7における私の発表資料や関連情報について記しています。

kintone Caféは勉強会コミュニティ

kintone Caféは、kintoneの魅力や活用法をみんなで共有するための勉強会コミュニティであり、ユーザーが主体となってkintoneを学ぶための場として各地で勉強会が開催されています。

kintone Caféの公式サイトには次のような理念が掲げられています。

kintone Caféは、まだkintoneに触れたことの無い方から、より高度なカスタマイズを行いたいと考えているプロフェッショナルの方まで幅広い層を対象に、楽しく学び・教え合うことで、kintoneの魅力や活用法をみんなで共有するための勉強会コミュニティです。

全国各地にkintone Caféの支部が設立されており、上記の理念に共感する方であれば誰でもkintone Caféの勉強会を開催することができます。

kintone Café 神奈川はkintone Caféの神奈川支部

kintone Café 神奈川はkintone Caféの神奈川支部です。2014年8月に開催されたkintone Café 横浜 Vol.1をきっかけとして始まった神奈川県でのkintone Caféであり、2016年5月にkintone Café 神奈川 Vol.2として改めて再始動しており、今回で7回目の開催になります。

通常であれば神奈川県内で勉強会が開催されていましたが、約1年ぶりに開催されたkintone Café 神奈川 Vol.7は、昨今の状況により前回に引き続きオンラインで開催されました。

なお、2020年4月に開催されたkintone Café 神奈川 Vol.6の内容については、よろしければ以前私が書いた記事をご参照ください。

kintone Café 神奈川 Vol.7の開催報告

約1年ぶりの開催となったkintone Café 神奈川 Vol.7のテーマは「kintoneに向いている業務/業種、そうでない業務/業種」。参加者数はスピーカーを含めておよそ32名で、完全オンラインでの開催になりました。

公式の開催報告としては、kintone CaféのWebサイトに掲載されている記事をご覧ください。

詳しい内容については、長井さんが執筆した記事渋屋さんが執筆した記事をご参照ください。

オフライン環境でもkintoneのデータを活用する方法

私は2つ目のセッション枠で「オフライン環境でもkintoneのデータを活用する方法」というタイトルで発表を行いました。SlideShareに当日の発表資料を掲載しましたのでよろしければご覧ください。

クラウドサービスであるkintoneは、基本的にネットワーク接続環境での利用が前提となっているサービスです。ネットワークにつながっていないオフライン環境では残念ながら直接は使えません。

そのためオフライン環境下での業務や業種はkintoneに向いていないのではと思われるかもしれませんが、解決策の1つとしてkintone REST APIを利用する方法があります。APIはスタンダードコースであれば使用可能です。

また、オフライン環境向けのソリューションもあります。株式会社オプロさんのAppsMeや、株式会社ユニフィニティーさんのUnifinityなどは、サイボウズさんのWebサイトでも紹介されている、kintoneと連携できるオフライン環境対応サービスです。

Claris FileMakerという選択も

kintone REST APIやオフライン環境向けのソリューションについて触れた後、今回はClaris FileMakerの紹介も行いました。Claris FileMakerは、Appleの子会社であるClaris International Inc.が開発・販売するローコード開発ツールであり、35年以上の歴史があるデータベースソフトウェアです。

セッションのデモでは、Claris FileMaker Goというアプリをインストールしておいた第2世代のiPhone SEを用いて、kintone REST API経由でkintoneから建物設備データを取得し、オフライン環境下で使用するという想定でNFCタグの読み取り機能を用いてレコードを検索・表示、検査データを入力した後に報告書PDFファイルを作成し、ネットワーク接続環境に戻ってからkintoneにデータを書き戻す、といったことができることを紹介しました。

セッション中はあまり追いきれていなかったのですが、Zoomのチャットを後から読み直してみると、かなり盛り上がっていただいたようで非常に嬉しく思います。“うーむ、、、FileMakerの認識が変わった。”というコメントもいただきました。

1つ目のセッションを担当していただいた渋屋さんからはブログ記事内で次のようなコメントもいただいています。

私は松尾さんのセッションを聞くまで、FileMakerを kintone の競合と理解していました。
しかし話を聴くほどに、お互いの得意分野が異なり、組み合わせることで相乗効果が見込まれるのです。
kintoneの弱いところをプラグインで埋めることもできますが、そうするとコストが膨れ上がっていきがちです。
残念ながら kintone は標準機能が弱いところがあるので、そこを FileMakerで埋めるというのは面白いアイデアだと思いました。

今後のkintone Café 神奈川は3ヶ月おきに開催予定

kintone Café 神奈川の次回開催は今のところ未定ですが、kintone Café 神奈川は今後3ヶ月おきに開催する予定です。少なくとも向こう1年間は3ヶ月おきの開催が決定しています。

興味のある方はよろしければ是非ご参加ください。

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