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ケニアでのインターンシップ生活備忘録

ケニア・ナイロビに来て2週間が経過したので、ナイロビでの生活の備忘録を。ケニア初心者が感じたことの記録です。

なにをしているか?

現在、ケニアにあるお洋服屋さんで約1ヵ月半インターンシップをしています。日本人の代表と3名のケニアのテイラーさんが働いている会社です。
日本人の代表がデザイン・制作・発送業務も全てを抱えており、問い合わせやオーダーが追いついていない状態とのことで、私は日本人の代表の方がデザインや制作に注力できるよう、サポート業務を担当させてもらいつつ『ものづくり』の一連の流れを学ばせてもらっています。

ここ2週間でやった業務

・完成した1点もののプロダクトの撮影
・WEBサイトへのアップ
・プロダクトの品質チェック、アイロンかけ
・タグ付け、梱包、DHLでの発送作業
・セールスデータの入力
・競合他社分析
・新しいシステムのリサーチ
・布の買い付け、下処理、布の組み合わせを考える
・ミシンを使っての制作(これは私の希望で教えていただいております)

今取り掛かっている業務

・ブランドマーケティング戦略
・制作ももう少し頑張りたい(願望)

Summer collectionが販売開始30分で完売になり、改めてこのブランドの凄さを感じているのですが、縫製の丁寧さ、シルエットの美しさ、そこに加わるアフリカ布の個性、そしてデザイナーさんのこだわりとが詰まっているから『そりゃ人気出るわな』と納得。
今まで私は無形商材しか扱ってきていないので、プロダクトを扱う面白さや大変さを実感しております。ここ数年PCでの作業が多かったから、体を動かすのはとても新鮮!

朝はフルリモートでの仕事をして(短時間ではあるものの今までのお仕事を継続)9:30am-5:00pmまでインターンシップをしています。朝も早いのでかなり規則正しい生活をしています。

前置きが長くなりましたが、ここからケニア生活について。

5分でSIMとモバイルマネーM-PESAを獲得!

キベラスラム

まずは大事なインフラから。直近インドでの手続きを経験していたということもあり感覚がバグっていますが、まずは空港にFree Wifiがあるのに感動!(インドの空港は電話番号がないとFree Wifi使えない)
Safaricomでパスポートを出し5分もせずにSIMを獲得。そしてモバイルマネーのM-PESAも獲得することができた。日本のクレジットカードも使えるし、到着した日からすぐにUberもGlovo(食材デリバリー)も使えるの感動。外国人に優しい国ケニア!

ケニアもキャッシュレス大国で支払いはほぼM-PESA。ケニアの銀行口座保有率は約27%で、低所得者は銀行口座を空けるのが難しく、M-PESAは銀行口座的な役割を果たしており、電話番号獲得と同時に銀行口座まで空いちゃったというイメージ。初日から快適。

Uberがすぐに捕まる!

布市場

これもバンガロールと比較してしまい申し訳ないのですが、バンガロールで全然捕まらなかったUberがすぐに捕まる!ケニアは秒で捕まる。移動は基本Uberで、ドアドアでできる限り外は歩かないようにしている。日が沈むと治安が一気に悪くなるとのことで、道は歩かない。
ナイロビ中心地は(?)道に意図的にぼこぼこが作られている。これはスピードを出し過ぎるのを防止するための施策とのことだが、あまりに揺れて車酔いするので結構しんどい。

思ったより全然寒い

1年で一番寒い時期に来てしまってようで(7月上旬)南国から来たから尚更。寒さに怯える日々が続いております。昼間太陽が出たら気温は26℃くらいになり半袖で歩けるけど、日が沈むと12℃になる。そしてエアコンがないので、本当に寒く、夜シャワーに入るのに勇気がいる。
ナイロビは標高が高いので一年中涼しい気候。暑い時期でも半袖だけで出かけることはないとのこと。年中薄手の長袖マストらしい。ナイロビは想像していたアフリカじゃなかった。

セキュリティーが厳しい

ショッピングセンターに車が入るとき、車の全てのドアとトランクまで空けられて中身の確認をされる。家の前にも牢獄のような門があり、刑務所にあるような針金のゲジゲジまでついていて、24時間セキュリティーがいる。

レストランやカフェ、ショッピングセンターもオープンエア

超有名!すでに2回行ってるCHEKAFE

気候が良いからなのか、お店は基本オープンエア!涼しいので蚊もそんなにいない。いろんな国に行ったけど、お店のおしゃれさはナイロビがぶっちぎりなんじゃないかと思う。ケニアに有名な建築家がいるのだろうか。

寒い時期限定なのか、お店に暖炉があり暖炉の前でビールが飲めたり、焚火しながらご飯食べたり。スーパーおしゃれ!ナイロビ一イケてるVillage Market(ショッピングモール)は現代版キャナルシティ!みたいな感じ。また行きたい。

Chez Sonia(暖炉がある。何食べても美味しい)
Ankole Grill Kitisuru(焚火がある。開放感あり最高)

出典:在住者の方に教えてもらい行った、寒い時期おすすめレストラン

とにかくコーヒーがおいしい

さすがコーヒー大国!どのカフェ行ってもコーヒーが美味しい。香りが最高。こんなに美味しいコーヒーがあるなら、コーヒーミルも買ってしまおうか。そしてコーヒーが美味しいお店は、ご飯もおいしい。ただしコーヒーとアボカドトースト的なの頼むと1,500円くらいになる。物価の割には普通に高い。

Kesh Kesh Coffee Roasters & Cafe
Coffee & Bagels
Connect Coffee Roasters
Mode Cafe

出典:在住者の方に教えてもらい行ったWifiも安定しているお気に入りカフェ

日本食は高級品

『カレーが1,700円!?』にびびってしまい未だに頼めないでいるのだが、
とにかく日本食が高い。はるばる日本から調味料輸入したら高くなってしまうのは仕方ないのは理解しているものの、ホーチミンの日本食のレベルの高とコスパの良さに慣れてしまっているから、なかなか手が出せない。
日本食材店もある。Jinya Foodに週末行ってきたけ。醤油・みりん・だし系・豚ばらスライス(冷凍)お米・卵も高いけと手に入れることができる。料理酒はまだ見つけられていない。

ナイロビ在住日本人、気合入っている

ケニア全体で約800人の日本人がいるようです。ここ2週間でいろんな方にお会いさせていただき、自らの意思でケニアで働かれている方が多く、奥様ももう気合が入っている。奥さんは旦那さんのお仕事を手伝っていたり、ご自身でビジネスをされていたりパワーがすごい。あと車を運転される方も多い。かっこいい。

みんなきれいな英語を話す

ベトナムやインドとクセ強めの英語に慣れ親しんできたというのもあるけど、ケニアの公用語は『スワヒリ語』と『英語』。みなさんかなりきれいな英語を話されるので、Uberの陽気なお兄さんともおしゃべりができ楽しい。

African Musicが最高

スタジオ兼わたしの自宅の近くにスーパーイケてるレストランがあり、そこでAfrican Musicが演奏されている。心地よいリズムと、アフリカ布のセットアップ着て演奏されてて、めちゃくちゃ素敵。音楽はもうお腹いっぱいかなとキーボードはベトナムで手離してきたけど、演奏したい欲が出てきて自分でもびっくりしている。バンガロールに戻ったら、ヤマハIndiaが開発したインド音色のキーボードでも買うか。

ポップアップストアが多い!

『ポップアップストア』ってテラハでしか聞かない用語だと思ってたし、まさか自分がポップアップストアに行く日が来るだなんて想像もしていなかった。ナイロビは昼間でもウインドーショッピングを楽しめるという感じでもないので、安全な場所に集結してお買い物ができるように(?)ポップアップストアが発展している説。日曜昼間にお買い物して、芝生でビール飲んでくつろいで、おしゃれな音楽流れてて、優雅すぎる。

まだ短期滞在なので、全てを見れている訳ではないけど、ケニア、ナイロビは今のところ何不自由なく生活ができる場所なのではないかと思います。
日本に帰るのに24時間かかるし、ファミリーで帰ると100万くらい吹っ飛ぶのが唯一の難点。

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