グランド整備

我が息子だからこそ…

私は今、幼稚園でスポーツ教室を行っています。
授業はグランド整備までが含まれていて、きれいになったら終了。

園児には難しい作業ですが、
承知の上で自分の息子にグランド整備を手伝わせています。

この様子を見た他のレッスン生が
「ぼくにもさせてください!」
そう言って毎回交代で手伝ってくれるようになりました。

何事もお手本が大事。
そして友達同士で刺激し合うことに繋がります。

さて、そんなある日。
息子がグランド整備をしている最中、
数名の男の子(レッスン生徒ではない)が話し掛けてきました。

作業の途中。まだ遊びの時間ではありません。
「さて、どうする?」様子を見守ります。
息子は何も言わずにグランド整備を続行させようとしますが、
周囲の子たちがモップを逆方向に引っ張り遊び始めました。

もちろん作業は進みません。
やりとりを最初から知らない人からすれば
一緒に遊んでいるようにしか見えません。

私が「おい!何やってんだ!!」と一喝!
カミナリを落とすべき場所は、我が息子。

みなさんは、この理由がお分かりでしょうか?

少年野球ではよくあるパターン
親が指導者。
子どもがチームのメンバー。

親子の場合、どんな気持ちで指導すべきでしょうか。
チームをまとめるには、どうすべきでしょうか。

平等に扱う?
子を守る?

私の場合は違います。
息子だからこそ【叱られ役】になってもらわないと!

他の子を叱って、自分の子を叱らない。
私と真逆の指導者が多く見受けられます。

園庭に響き渡る声で叱られた息子。
結果、涙を流しながらグランド整備を続行させることとなりました。

叱られるときは、いつも最初に
プレイをさせるのも最後

周りの保護者の見る目も違うのですから
特別扱いはあり得ません。

また息子に限ったことではありませんが、
もし指導者に叱られた際、次にどのような態度で指導者と接するのか
聞けるいいチャンスでもあります。

スポーツ教室では技術を学んだり、体力を付けたりするのも大切。
指導者(=大人)といかにコミニュケーションを取れるか、
本来はココに意味があると思っています。


最後にグランド整備について少しだけ綴ります。

練習で使った園庭やグラウンド。
この場所、時間は自分を成長させてくれました。
「ありがとう」
「次もよろしくお願いします」
この気持ちで整備(掃除)までしっかりとする。
そこまでが、その日の練習なのです。


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