エンジニアを目指す方に知ってもらいたい、ユーザー視点はエンジニアリングの原動力になるということ
株式会社アジケでPHPエンジニアをやっている松永です。
弊社はUXデザイン会社ということもあり、ユーザー体験からエンジニアリングを行うことを大切にしています。
ユーザー体験の一端をエンジニアリングで担う方法の1つとして、ユーザー視点があると考え、日々ユーザー視点xエンジニアリングに取り組んでいます。
前回は、「エンジニアを目指す方におすすめしたい、実装にユーザー視点を取り入れることの大切さ」という記事を書きました。
ユーザー視点とは、「ユーザーの立場になって考えること」です。
先程紹介した前回の記事では、「公園にある水飲み場の高さ」を例にしています。
今回は、実装にユーザー視点が取り入れられていることを前提に、エンジニアを目指す方に知ってもらいたい、ユーザー視点はエンジニアリングの原動力になるということについて書いていきます。
実装には不具合がつきもの
エンジニアを目指している方であれば、必ず経験するといってもいい程、様々な実装には困難があります。
中でも頻繁に起こるのは不具合です。
主に
・実装した機能が動かない
・APIに接続できない
・特定の環境のみで不具合が起こる
などがよくあります。
不具合はよく起こるため、エンジニアには原因を見つける力や不具合が起こることを前提としたエンジニアリングなども求められます。
不具合に奪われる気力
不具合を解決するには、ひたすらコードと向き合います。
1. スペルミスや構文エラーがないか
2. 指定値が間違っていないか
3. 環境特有の設定がないか
などをエラーメッセージを確認した上で進めていきます。
確認して、修正したもののそれでも解決できないということはよくあります。
その場合、1に戻り、もっと細かく、範囲も広げて不具合の原因を探していきます。
これを解決できるまで続けます。
こうして文章にすると、「当然」ですよね。
ですが、実装者としては「解決できないもどかしさ」や「過ぎた時間」を考えると、気力を奪われ、だんだんと視野が狭まります。
こうような状況でも、ひたすらコードと向き合わなければなりません。
もう一踏ん張りする力・・・ほしいですよね!
ユーザー視点でもう一踏ん張り
ここで冒頭に記載した「前提」が大切になります。
「実装にユーザー視点を取り入れられていること」です。
ユーザー視点を取り入れた実装を行えていれば、実装する前にユーザーの立場になって考えた仮説に立ち戻ることができます。
立ち戻れれば「なぜ、この機能は必要か」ということを再認識することができます。
そして「なぜ不具合を解決しているのか」というと、やはり「ユーザーに価値を届けるため」ですよね。
仮説があり、確認することで不具合対応中で忘れがちになってしまう「ユーザー視点」を取り戻すことができます。
取り戻したユーザー視点をきっかけに、ユーザーに価値が届いたときの事を考えてみてください。
どうでしょうか。
自然と力が湧いてきませんか?
その力がエンジニアリングの原動力です!
終わりに
ユーザー視点は、ユーザーに寄り添ったエンジニアリングを行うことができるだけではなく、順調なときも、不調な時もエンジニアリングの原動力になります。
実装する前にユーザーの立場になって考えた仮説を常に忘れず、ユーザーに価値が届いたときの事を想像することは、とても大切なことだと考えています。
エンジニアを目指す方が、ユーザー視点をエンジニアリングに取り入れるきっかけになれば幸いです。
あなたが実装した機能を多くのユーザーが使っている日を目指して、エンジニアリングを楽しみましょう!
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