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松永豊和の創作論

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邪道的な創作論を気の向くままに書いていきます。我が道はあくまでも邪道ですので、参考書としてこれを読んでも「売れる作品」を創ることはおそらく出来ないでしょう。
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記事一覧

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おっれの「宇宙」完成!(ほぼほぼ)

【シナリオを書く編集者】と【シナリオを書いてもらってる漫画家】

X(ツイッター)でエゴサーチをしていたら、たまたま、商業誌で漫画作品の【シナリオを書く編集者】のことを【敏腕編集者】とか【群を抜いて優秀】とか【天才編集者】などと宣っている漫画編集者さんの投稿を見つけた。 https://twitter.com/mikunikko/status/1698854852926042172 実際そんな編集者が存在することは昔から知っていたし、 拙著『邪宗まんが道』にもそれは書いてある。し、それは邪宗まんが道を公開した命題のひとつでもありました。

松永豊和の近影と近況

サングラスなんぞかけて随分イキってるように見えますね。 でも別にイキってるわけではありません。 白内障がだいぶ進行してるので 外出時は濃いサングラスをかけるようにしています。 サングラスをかけて帽子をかぶる(怪しい人物みたいですが)、 夏はそれだけで全身の疲労感も違ってきますのでオススメです。 にしてもこの近影、随分やつれた感じも見受けられますね。 まあ実際しんどいのですが、 人生で今(2023年)が一番しんどい時かもしれません。 詳しい事情は、またいつか、 状況が落ち着いた

ボブディランとニールヤング

ボブディランの「天国への扉(1973)」は、 ニールヤングの「ヘルプレス(1970)」が無かったら 絶対に生まれていない、 完全に影響下にある楽曲と言えるのだが、 それでもボブディランの天国への扉は素晴らしいし、大好きだ。 パクっていたとしても大好きだ。 そして、俺がもっと大好きなのは、 もちろんニールヤングのヘルプレスで、 彼はもっともっと(今でも十分に評価されているが) まだまだもっともっと評価されるべき才能だ。 1941年生まれのボブディランが神なら、 1945年生まれ

燃え尽き症候群ってやつだったのかな?

2011年の6月25日にパペラキュウの表紙絵を描き、 そこから描き始めたパペラキュウの第110話目を 2020年9月1日の深夜に描き終えて、 いつものように昼の12時にUPする。 その直前の最終チェックとして原稿を読み返す。 最後のページを見たその瞬間、 なんか物足りないな、とは思った、けれど、 それをそのままUPして、最終話とした。 エピローグが無いままの、ジ・エンド。 実は予定ではエピローグはあった、構想として。 でも描かなかった。 理由は、頭の中の絵が動かなかったから。

創作活動に於ける心・技・体

心技体とは、武道や相撲で重んずる、 精神・技術・体力の三要素のことだそうです。 漫画家にもそれは大事な要素だと思いました。 では、 長編マンガを長期にわたって執筆するにあたり、 心技体のうち、一番重要な要素は何だと思いますか? これは僕の個人的な見解なのですが、 一番重要な要素は「体」だと思うのです、僕は。 「技術」は後からついてくるものなので、「技」は後回し。 「心」が一番大事なように思えるかも知れませんが、 やっぱり「体」だと思うのです、僕は。 なぜなら、 体調を崩す

剽窃とオマージュ

ちょっとこの動画を視聴してみて下さい。 オアシスが1994年にデビューアルバムを出し、 その数ヶ月後にリリースされたミニアルバム、 その表題作である「ホワットエヴァー」。 知ってますか? CMなどでも使われてた曲なので、 オアシスのファンでなくてもたぶん聴いたことがあると思います。 僕は3曲くらいしか好きな曲がない程度のオアシスファンなのですが、 つーか、当時僕はオアシス自体にはあまり興味は無かったのですが、 そのミニアルバムに(大好きな)ビートルズの 「アイ・アム・ザ・ウ