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松永豊和の創作論

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邪道的な創作論を気の向くままに書いていきます。我が道はあくまでも邪道ですので、参考書としてこれを読んでも「売れる作品」を創ることはおそらく出来ないでしょう。
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九谷焼の七福神

一目惚れしてポチった。 明治初期につくられたものらしいが、 皆一様に疲れきった表情。 150年もの長きを生き延びてきた者の顔だ。 この神様たちも最初はたぶん、若々しく、 はつらつとしていたに違いない、 と思わせる、 まさに魂の宿る工芸。

グワッてなってて驚いた

何に驚いたかというと、サイトのアクセス数とかkindleの売上とか。 伊集院光さんがラジオ番組でパペラキュウを紹介してくださったようです。 さすがです。 リスナーさんが伊集院さんにパペラキュウをオススメして、 それでラジオで取り上げていただいたかたち。感謝感謝です。 伊集院さんといえば『100分de名著』。 僕も創作の勉強のためちょくちょく観てたんだけど、 伊集院さんはいつも鋭い洞察で的確なコメントされてて、 難解な書物を短時間で、 講師の研究者よりも深いとこまで理解して

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おっれの「宇宙」完成!(ほぼほぼ)

松永豊和の近影と近況

サングラスなんぞかけて随分イキってるように見えますね。 でも別にイキってるわけではありません。 白内障がだいぶ進行してるので 外出時は濃いサングラスをかけるようにしています。 サングラスをかけて帽子をかぶる(怪しい人物みたいですが)、 夏はそれだけで全身の疲労感も違ってきますのでオススメです。 にしてもこの近影、随分やつれた感じも見受けられますね。 まあ実際しんどいのですが、 人生で今(2023年)が一番しんどい時かもしれません。 詳しい事情は、またいつか、 状況が落ち着いた

燃え尽き症候群ってやつだったのかな?

2011年の6月25日にパペラキュウの表紙絵を描き、 そこから描き始めたパペラキュウの第110話目を 2020年9月1日の深夜に描き終えて、 いつものように昼の12時にUPする。 その直前の最終チェックとして原稿を読み返す。 最後のページを見たその瞬間、 なんか物足りないな、とは思った、けれど、 それをそのままUPして、最終話とした。 エピローグが無いままの、ジ・エンド。 実は予定ではエピローグはあった、構想として。 でも描かなかった。 理由は、頭の中の絵が動かなかったから。

創作活動に於ける心・技・体

心技体とは、武道や相撲で重んずる、 精神・技術・体力の三要素のことだそうです。 漫画家にもそれは大事な要素だと思いました。 では、 長編マンガを長期にわたって執筆するにあたり、 心技体のうち、一番重要な要素は何だと思いますか? これは僕の個人的な見解なのですが、 一番重要な要素は「体」だと思うのです、僕は。 「技術」は後からついてくるものなので、「技」は後回し。 「心」が一番大事なように思えるかも知れませんが、 やっぱり「体」だと思うのです、僕は。 なぜなら、 体調を崩す