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今年初の『半日一人旅』へ行ってきました!

気ままな旅の はじめの一歩!

今日は2024年2月1日(木)。
シフトの関係で仕事がお休みでした。

昨年末から正月、何もかもがとても速く、僕も日々一気に駆け抜けてきた感じがします。そして気がついてみれば今日からもう2月。

朝の天気予報によると、午前中はとても暖かいとの予報。しかし午後3時頃から明日にかけては、風向きが変わり気温がグンと下がるとのこと。

朝の支度や朝食が終わり一息ついて、窓から空を眺めたら…

庭の梅の木にはもう白い梅の花が咲き始め、その蜜を吸いに来るメジロの群れが嬉しそうにさえずっていて… それを眺めていたら…

驚いたことに身体の内側から活力がムク ムク ムク!

先週は意外に仕事で扱う物量が多く、正直身体の疲れが蓄積していたのですが… 

『今月は休みの日も何かしらの用事が入っている…。どこかを訪ねるなら今日は絶好のチャンスかも…!』と、
まだどこに行くあても無いのに、とにかく自転車で外に飛び出してしまいました🤣

気の向くまま自転車を走らせ、来ていた場所から最寄りの駅の駐輪場に駐輪。流れて聞こえてくる駅の案内アナウンスでは、もうすぐ電車か到着するという…

急いでホームに向かって…
エイ! と飛び乗ってしまいました🤣

飛び乗ったのは、上野東京ラインの宇都宮線方向の下り列車でした。

夕方までに帰宅可能な範囲だと… 学生の頃行ったきり一度も訪れていない、栃木県の宇都宮まで行ってみよう! と、やっと行き先を決めて。

宇都宮は学生時代、サークルのとあるイベントが宇都宮大学であったので、サークル仲間と車で行ってきただけで… 考えてみると生まれてこのかた、宇都宮の街を歩いて散策したことが無いのに気づきました。

平日の昼の下り列車はくつろぎの空間

木曜日の午前の下り列車なので、車内はとても空いていて、おまけに暖房がほどよく効いていて、なんとも心地がよくて… リズミカルな電車の揺れとガタゴト音と共に、時間がたつにつれて、車窓からは、広い関東平野の田舎の風景が広がってきて。

不思議と心がほんわかとくつろいで、少し眠たいような…夢を見ているような…。流れる風景から様々なものを見つけ出すと、勝手に色々想像してみたりして🤭

そうこうしている内に、あっという間に宇都宮に到着❗

降りたホームの向かい側には、見慣れない色あいの電車が停まっていました。

向かいに停まっていたのは、宇都宮駅から北の方向、栃木県那須塩原市にある黒磯駅まで行く東北本線の電車でした。

宇都宮といえば…

到着時刻は13時近くだった為、とってもお腹が空いていて🤣

宇都宮といえば餃子が有名です。でも、なんにも下調べをしていなかったので、取り急ぎ駅のビル内にあった、とある餃子のお店へ🤤

『宇都宮餃子館』というお店で、『健太餃子』という餃子が有名ということ。はらぺこだった為、同じ栃木県で有名な『佐野ラーメン』もあったので合わせて注文!

宇都宮餃子館の健太餃子と佐野ラーメン

餃子は餡が本当にジューシー! 野菜の甘味がとても美味しい! にらやニンニクの味はそれほど強くなくマイルドな感じ。肉の旨味と絶妙なバランスで美味しい!

少し驚いたのが佐野ラーメン。学生の頃に食べた味より そうとうあっさりしていると感じました。スープは薄い醤油ベースであっさり。麺は美味しい手打ち縮れ麺!

宇都宮に来たら 最近できた『あれ』を見なきゃ

お腹が一杯になったら、どこかのカフェで優雅にくつろぐ… というのが理想ですが、なにせ滞在時間二時間の強行軍。どんどん行こう!

まずは最近話題になっているものを見たくて(笑)
それは、最新式の路面電車である『宇都宮ライトレール』。

路面電車というと、国内では自家用車の普及によりどんどん姿を消してきました。

しかし最近の少子高齢化の社会になると、高齢者は車の運転が難しくなり、自粛せざるを得なくなり、再び公共交通の重要性が高まっています。これは、省エネの観点からも非常に重要視されているようです。一方で、地方であればあるほど、公共交通は採算が取れず、電車やバスはどんどん廃止になるという現実があります。

そんな中で、少子高齢化に対応した街『ネットワーク型コンパクトシティ』づくりの一環として、このライトレールが敷設されたということ。

宇都宮駅の東口にあるライトレールの駅に到着したら丁度発車の案内があって、しっかり撮影してきました!

従来の路面電車のイメージを覆すデザインのライトレール

そもそも宇都宮というの名前の由来は…

ところで、『○○宮』と名の付く地名は、歴史的に有名な大きな神社がある所が多いです。一例としては、僕が育ってきた さいたま市 には『大宮』という地名の場所があります。そこには武蔵一宮としての『氷川神社』があり、その名前の由来となっています。

同様に、宇都宮の名前の由来の神社はどこだろう…と検索すると、宇都宮駅東口から約1.5kmの所に宇都宮二荒山神社(ふたあらやま神社)がありました。これは是非とも訪ねたい…

片道約20分。
初めて訪れる街の雰囲気や、街から受ける印象を知るには歩くのがやはり最適。歩いて行こう。

東口から直線的に大通りがあり、それをひたすら直進すると、右手にあるはず…

宇都宮の駅の印象は、さいたま市の大宮駅と少し似ている雰囲気があります。それは、新幹線の停車駅ということがあると思います。それに加えて、大宮駅は新幹線ホームのある西口は再開発がなされ、町並みが比較的新しいです。一方の、氷川神社がある方の東口は、現在の所、まだ古い町並みが多く残っています。

同様に、宇都宮駅は、ライトレールが敷設された東口は再開発により新しい街並みが広がっているように見える一方、宇都宮二荒山神社のある西口は、古い街並みや商店街が残っていました。これも宇都宮と大宮が似ているなぁ… と思うもう一つの理由かもしれません。
ただ、宇都宮駅から二荒山神社までの大通りは非常に大きく、商店街も通りの両脇に とても長く続いており、大宮よりもなにか風格のようなものが感じられました。

宇都宮二荒山神社

街の雰囲気を感じ取りながらも、速足でどんどん歩いて行くと、右手になにやら屋台が見えてきました。

比較的高いビルが建ち並んでいた風景が途切れると、大きな鳥居とともに見える屋台

鳥居の正面からの風景は…
長い登り階段の奥には、遥かに本殿(御社殿)が望めました。

写真では奥に小さく白い光の枠があるように写っている部分に、肉眼では御社殿まで見えました。

鳥居をくぐると、両脇には、高崎のだるまなど、各地のだるまを売る屋台が数店有りました。

そして、さらに進んで、階段を一段一段と登っていくにつれて、なにか周囲の音が静かになる感覚があり、空気は少しひんやりと澄んでいく感じがしました。

そして、最上段までたどり着くと…

奥に見えるのが御社殿。中に入ると更に音が静まり、神聖な感覚が走り、思わず身が引き締まる感じがしました。参拝者のかしわ手を打つ音が一際大きく響いていました。

恥ずかしながら、今回の旅行は全くのノープランで始めて、事前準備や予備知識も無いまま訪れた為、境内に掲示されている、この神社の由来や歴史をじっくり読んで学んできました。

御祭神は豊城入彦命(第十代崇神天皇の第一皇子)であり、古事記、古事記伝、日本書紀に記述がある
宇都宮二荒山神社は下野国一之宮。訪問が後2日程後ならば、節分で厄難消除祈祷講祭が行われていた…

その後、しばらく境内を見学しているうちにふと我に返ると、先ほどまでの静けさの中から人々の話し声が急に耳に入ってきました。

社会科見学なのか我が町探索なのか、ジャージを着た中学生の集団が訪れていて…、僕も現実に引き戻されました。

気がつくと帰宅目安の時間を30分も過ぎていて(笑)。
これでは帰宅時間が16時過ぎるかな…(汗)

まあ、いいか😊

今日の夕食は申し訳無いけどちょっと手を抜こう(笑)

帰途について…

天気予報は当たりました。帰りの電車は強風の為、途中何ヵ所かで徐行運転になり、さいたま市に戻ってくると冷たいおおかぜが吹いていて、自転車をこいでいるとハンドルが急に取られたり、手が冷たくかじかんでしまったり…でも…

これは、今日 旅行を決行して正解だったと確信しました。明日も休みですが、明日はきっと天気が荒れて寒くて… きっと出掛けよう! とは思えなかったかもしれません(笑)

ほとんど勢いだけで飛び出しても(旅行を充実させる為には、決して準備不足は良いとは言えないかもしれませんが…)、今日一日、ほんわかくつろいだり、名物料理を食べたり、始めての街の雰囲気に触れたり、神聖な気持ちになったり…。あわただしくも とても多くのことをこの身で感じられました。素敵な一日でした。

これで、この後数ヶ月はまた日常を頑張れそうです🤗

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