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《アルビレックス新潟》15分どっちを削るか問題。

アルビレックス新潟に鄭大世(チョン・テセ)選手が加入。半年ぶりにサッカーの取材をしました。

最近はDAZNでしか見ていない選手が目の前でボールを蹴っている。生身の選手を見ていると「応援しなきゃ」という気持ちが湧いてきて、同時に、サポーターの皆さんの練習見学が再開される日が待たれるなぁと心底思いました。

さて、今回、悩ましかったのは、放送当日(8/26)は18:30から「FNS歌謡祭」が放送されるために「NST News タッチ」の放送時間が賞味15分、そのうちサッカーに割かれる時間が最大で1分30秒であったこと。(※前日までは、いつもより早く帰れると、内心ちょっと喜んでいた)

1分30秒を目指して原稿を作ったものの、できあがったのは1分45秒。

15秒どこを削るか。カット候補は2つ。

①自分のリポート ②テセ選手がサポーターに言及した部分。

この選択肢だけを見れば、削るべきは①、採用すべきは②です。それはもう絶対に。

ただ、この日にテセ選手を放送したテレビは、県内全5局。テセ選手がサポーターさんを思う気持ちは、すでにクラブ発信のモバイルメディアで発信されており、他局でも紹介される可能性が高い。自分にしか出せないものは何か、それを考えて、②をカット。①を採用しました。

リポートで伝えたかったのは、テセ選手がピッチに現れた瞬間の様子と、感じたことです。特に、現れたときの様子。

事前のイメージでは、若手選手と出てくるんじゃないかな…と思っていたのですが、実際、テセ選手は、田中達也選手と談笑しながらピッチに向かっていきました。リポートでは、その様子と、身長181センチという数字以上に大きく見えるという所感を伝えました。

何人もいる選手の中で田中達也選手だった、これはサポーターさんに絶対伝えたいこと。

そのリポートに合わせて、もう一つ、放送では伝えられなかった言葉(7秒)がありました。それは「田中達也選手とピッチに現れたこと」についてを聞いた質問に対するテセ選手の返答です。それは…

「クラブのレジェンドに対するリスペクトを欠かしてはならない」。

一流と言われる選手は、サラリとこういうことを体現できるんですね。アルベルト監督は「彼の視線や話す姿を見ただけで、チームに何を与えてくれるか分かる」と話し、玉乃GMは「いるだけで勝利に近づく選手」と評していました。

伝えきれない思いはTwitterに任せました。

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