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《特集取材》新型コロナが引き寄せた教育の大変革期

3月30日に「NST News タッチ」がスタートして2カ月半。
6月10日に、2回目の特集取材を放送しました。
(1回目は3月31日放送の「横田早紀江さんインタビュー」です)

今回のテーマは「新型コロナが引き寄せた教育の大改革」

新型コロナウイルスによる休校で、
オンラインなどで家庭でも学習を進めるために、
ICT=情報通信技術をつかった
「ICT教育」推進の緊急性が高まっています。

放送では、
①休校中にビデオ会議システムを使って教師が家庭にいる生徒とつながり、
 学習の疑問に答える質問室を行った、長岡市(中学)の取り組み

②教育の研究・分析を行っている「県立教育センター」が動画教材を作成する様子

③日本デジタル教科書学会会長の富山大学大学院・長谷川春生准教授のインタビュー

などで、新型コロナの影響で動き出した新潟県内のICT教育を描きました。

文科省は、令和5年度までに児童・生徒一人一台端末を配備するなどのICT教育の推進「GIGAスクール構想」を遂行していますが、
新型コロナによる休校で「学習の遅れ」が発生したことにより、
端末配備を今年度中に完了させる「前倒し」を発表しました。

各自治体の負担や、端末がそもそも足りるのかなどの懸念材料も多いのですが、

ICT教育に取り組み始めた長岡市の中学校では、
先生方が新しい取り組みに対しすごく前向きで楽しんでいる様子を、

県立教育センターでは、子どもたちの興味をひく映像を作ろうと懸命な様子を見ることができました。

また、長谷川准教授も、
「現場を充実させる知恵は  現場の先生が一番もっている」と、新しい時代をポジティブに迎えるムードを示していただきました。



これまで、
例えば、社会の資料で、新潟県を示すものが「田んぼの写真一枚」だったところが、
デジタル教科書が普及すれば、画面をクリックすることで、
「雪が解け、田んぼの水となり、稲穂からコメができ、商品となり、食卓に届く様子」という動画がすぐに見られるようになるのかもしれません。

すごく楽しそう。

教育は、20代のころにも積極的に取り組んできた取材テーマの一つです。
新しい時代を迎える教育現場の頑張りを、
引き続き、伝えることができたらと思います。

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