まつむら塾

ここは「誰もが自分探しを継続できる世界」を作るために、「自分探しのやり方(実現学)」と…

まつむら塾

ここは「誰もが自分探しを継続できる世界」を作るために、「自分探しのやり方(実現学)」と、「継続する世界の作り方(地主学)」を学ぶ場所。 「まつむら塾」は、国づくり活動家の松村拓也が直接指導する「私塾」です。

記事一覧

孤独と自由

まつむら塾実現学は、久しぶりに最終回の講義を行う。 テーマはもちろん「実現」について、ただ描くだけで終わらせない「実現するための夢」の描き方について考える。 そも…

成功と失敗

まつむら塾実現学・笑恵館クラスも大詰めを迎え、目下全20回の19回目「失敗の話」の準備中。 僕は「失敗の話」が大好きで、このブログ内でも「失敗」のタグ付け回数は、60…

まつむら塾
2週間前
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材料と道具

まつむら塾実現学全20回の17回目は「モノの話」。 「モノ」とは「経営の3要素:ヒトモノカネ」の「モノ」のことで、一般的には「物的資源や設備、製品」と説明される。 今…

まつむら塾
1か月前

土地≠富

先回の続きで、もう少し税金の話をしたいと思う。 我が国の税金は、明治6(1873)年の地租改正法の公布から始まった。 農業生産者に米などを物納させる年貢(旧地租)に替…

まつむら塾
1か月前
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地主の仲間

先日、居住者のいない古民家と古家、そして一人暮らしと二人暮らしの計4軒の住宅が建っている約280坪の土地で行うプロジェクトの作戦会議を行った。 このプロジェクトは上…

まつむら塾
1か月前
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念じると願う

笑恵館の開業10周年を記念して、先日楽しいパーティを開催した。 この機会に初めて訪れた方から、開業前からこの施設の変化を見守り続けてきたご近所さんまで、様々な方が…

まつむら塾
2か月前
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託す未来

僕の名刺の裏側には、「業務内容=必要なのに誰もやらないこと」として、「起業支援」、「創業支援」に加えて、「永続支援…あなたが目指す“死後の未来”を実現する」と書…

まつむら塾
2か月前
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無自覚の大多数

日本の国土面積(約37.8万km2)の半分弱(約17.9万km2)が民有地と言われているが、土地の固定資産税を払っている納税者数は4,155万人という。 固定資産税というのは民有地…

まつむら塾
2か月前

地域と世界・実現学B35

「地域」とは、土地の範囲を意味すると同時に、その範囲にあるすべてを指しており、まさしく「世界」の一部分を意味する言葉だ。 僕たち人間は、この世界で共に暮らしてい…

まつむら塾
3か月前
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情報と意思・実現学B34

「情報」とは「情(なさけ)に報(むく)いること」という説明が、僕は大好きだ。 辞書によれば、情は「他人を思いやる心」、報は「報い、返礼、知らせ」とあるが、これは…

まつむら塾
3か月前
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地域と格差・実現学B33

まつむら塾B実現学の3地域編「1地域と市場」、「2地域と資源」と取り上げたので、こうなったら最後までお付き合いいただこう。 実現学とは、「自分」の中にある「夢」…

まつむら塾
4か月前

地域と資源・実現学B32

次回のまつむら塾に向けて準備をする中、またまた面白くなって脱線中。 テーマは「地域と資源」なのだが、僕にとって、「資源」という言葉は格別な意味を持つ。 「資源」と…

まつむら塾
4か月前

売りと買い・実現学B31

自分のことは「なぜ(why)といかに(how)」、世界のことは「いつ(when)、どこ(where)、だれ(who)」でできていて、それらを考え、説明するために「なに(what)」と…

まつむら塾
4か月前

感動の作り方・実現学B25

まつむら塾の実現学では、「感動」をコミュニケーションのゴールに位置付けている。 人が感じ考え行動する循環において、コミュニケーションとは、自分の考えを話や身振り…

まつむら塾
5か月前

コンテストofコンテスト

僕の活動拠点「笑恵館(しょうけいかん)」の10周年を記念して開催するイベントについて、この場を借りて検討したい。 まず、イベント開催の目的は、次の3つ。 1.笑恵館…

まつむら塾
5か月前

言葉を使って世界を遊ぶ

僕はよく「松村さんの話は言葉遊びですね」と言われる。 もちろんここで言う「言葉遊び(ことばあそび)」とは、言葉の持つ音の響きやリズムを楽しんだり、同音異義語を連…

まつむら塾
5か月前
孤独と自由

孤独と自由

まつむら塾実現学は、久しぶりに最終回の講義を行う。
テーマはもちろん「実現」について、ただ描くだけで終わらせない「実現するための夢」の描き方について考える。
そもそも「実現」とは「夢を現実化すること」を指し。夢が無くても生じる現実を「まぐれ(偶然)」として区別する。
従って、ここでの「夢」は「実現に欠かせない夢」であり、「実現できる夢」と考えてもいい。
もっと端的に言うならば、「実現した状態をあら

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成功と失敗

成功と失敗

まつむら塾実現学・笑恵館クラスも大詰めを迎え、目下全20回の19回目「失敗の話」の準備中。
僕は「失敗の話」が大好きで、このブログ内でも「失敗」のタグ付け回数は、60回を数える。
https://nanoni.co.jp/tag/failure/
いつものように、まず辞書を引くと…
「しっ‐ぱい【失敗】 [名](スル)物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること

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材料と道具

材料と道具

まつむら塾実現学全20回の17回目は「モノの話」。
「モノ」とは「経営の3要素:ヒトモノカネ」の「モノ」のことで、一般的には「物的資源や設備、製品」と説明される。
今どきはこれに「情報」を加えて「経営の4要素」というようだが、興味のある方はこちらをご参照願いたい。
情報と意思:https://nanoni.co.jp/20240318-2/
「ヒトモノカネ」のうち、「ヒト=人」、「カネ=金」である

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土地≠富

土地≠富

先回の続きで、もう少し税金の話をしたいと思う。
我が国の税金は、明治6(1873)年の地租改正法の公布から始まった。
農業生産者に米などを物納させる年貢(旧地租)に替えて、土地の所有者に税金(新地租)を課す。
土地の持主を特定し所有権を認め、地券台帳を作成するとともに、持主には地価を記した「地券」を交付し、地券に記された地価の3%相当額を金銭で納税する。
また、江戸時代に地子(年貢)を免除されてい

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地主の仲間

地主の仲間

先日、居住者のいない古民家と古家、そして一人暮らしと二人暮らしの計4軒の住宅が建っている約280坪の土地で行うプロジェクトの作戦会議を行った。
このプロジェクトは上記の内の2軒を活用するのが目的で、古民家を交流・レンタルスペースに、古屋をシェアハウスにしたいというオーナーの希望から始まった。
敷地の北端にある古民家のリフォームは昨年完成しており、すでに毎月1万円程度の収入が発生しているが、この度南

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念じると願う

念じると願う

笑恵館の開業10周年を記念して、先日楽しいパーティを開催した。

この機会に初めて訪れた方から、開業前からこの施設の変化を見守り続けてきたご近所さんまで、様々な方が集まって、誰もが対等に祝辞を述べる。

これまで様々な事業や地域を「ビジネスコンテスト」で盛り上げてきた仕掛け人の僕としても、「コンテストofコンテスト」で臨んだ。

こうした盛り上がりを引き起こしたのは「記念」という言葉に思える。

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託す未来

託す未来

僕の名刺の裏側には、「業務内容=必要なのに誰もやらないこと」として、「起業支援」、「創業支援」に加えて、「永続支援…あなたが目指す“死後の未来”を実現する」と書いてある。
先日、名刺をお渡ししながら自己紹介をするうちに、未来の話をするのは分かるが、なぜ「死後の」という言葉が付くのか…という質問が帰ってきた。
もちろん第一の理由は、そんな風に疑問を感じ、興味を持って欲しいから。
でももちろん、それだ

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無自覚の大多数

無自覚の大多数

日本の国土面積(約37.8万km2)の半分弱(約17.9万km2)が民有地と言われているが、土地の固定資産税を払っている納税者数は4,155万人という。
固定資産税というのは民有地の所有者に対して課税される税なので、民有地をこの人数で割ると、一人当たりの所有土地面積は約4,300m2(1,300坪)となり、仮に全国民の人数がこの3倍だとすれば、国民一人当たりの土地面積は1,433m2(約433坪)

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地域と世界・実現学B35

地域と世界・実現学B35

「地域」とは、土地の範囲を意味すると同時に、その範囲にあるすべてを指しており、まさしく「世界」の一部分を意味する言葉だ。
僕たち人間は、この世界で共に暮らしているものの、世界の全てを知る人は一人もおらず、誰もが「異なる部分=地域」から「類推できる全体=世界」を共有しているにすぎない。
例えば「世界は国家の集合体で、国際連合がその最高機関として機能している。」と、多くの人が思い込んでいるように思える

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情報と意思・実現学B34

情報と意思・実現学B34

「情報」とは「情(なさけ)に報(むく)いること」という説明が、僕は大好きだ。
辞書によれば、情は「他人を思いやる心」、報は「報い、返礼、知らせ」とあるが、これは「情報」が単なる事象でなく、それに対する問いと答えのような「相互関係」を意味している。
その証拠に、「情報」を和英辞書で調べると、「intelligence」と「information」の2語が示される。
「intelligence」は「情

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地域と格差・実現学B33

地域と格差・実現学B33

まつむら塾B実現学の3地域編「1地域と市場」、「2地域と資源」と取り上げたので、こうなったら最後までお付き合いいただこう。
実現学とは、「自分」の中にある「夢」を、「世界」の中で「現実」にするチャレンジのこと。
僕はこの行為を「ビジネス」と呼び、チャレンジを「起業」と呼んでいる。
また「地域」とは「世界の中で自分が関わる部分」を指し、1市場、2資源、3格差、4情報と地域の関係を考察した後に、地域と

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地域と資源・実現学B32

地域と資源・実現学B32

次回のまつむら塾に向けて準備をする中、またまた面白くなって脱線中。
テーマは「地域と資源」なのだが、僕にとって、「資源」という言葉は格別な意味を持つ。
「資源」という言葉は英語の「resource」に対する中国語の訳語のようなので、「resource」の基本的な意味を確認すると「役に立つ価値あるもの」を意味するまさに漠然とした概念だ。
そもそも、僕がこの言葉と向き合い始めたのは、初めて「ビジネス」

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売りと買い・実現学B31

売りと買い・実現学B31

自分のことは「なぜ(why)といかに(how)」、世界のことは「いつ(when)、どこ(where)、だれ(who)」でできていて、それらを考え、説明するために「なに(what)」という言葉がある・・・というのが、まつむら塾の発想だ。
通常の講義では、「時間(when)・空間(where)・人間(who)」を使って世界を見ながら、それらの「whyとhow」を通して自分を見つめることが主題となるのだ

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感動の作り方・実現学B25

感動の作り方・実現学B25

まつむら塾の実現学では、「感動」をコミュニケーションのゴールに位置付けている。
人が感じ考え行動する循環において、コミュニケーションとは、自分の考えを話や身振りなどの行動で発信し、相手がそれを見聞きして感じることで受信した情報を理解する(考える)ことで返信することだ。
もしも商品を買って欲しければ、相手に商品を買いたいと考えさせなければならないはず。
だが、相手は感じることで受信するので、何かを感

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コンテストofコンテスト

コンテストofコンテスト

僕の活動拠点「笑恵館(しょうけいかん)」の10周年を記念して開催するイベントについて、この場を借りて検討したい。
まず、イベント開催の目的は、次の3つ。
1.笑恵館の「らしさ(特徴)」を楽しみたい
2.笑恵館の「存在感(認知度)」を高めたい
3.笑恵館の「仲間(家族)」を増やしたい
まず、これまで培ってきた「笑恵館らしさ」を楽しむことこそ、10周年の祝い方にふさわしいと思う。
そして、このお祝いを

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言葉を使って世界を遊ぶ

言葉を使って世界を遊ぶ

僕はよく「松村さんの話は言葉遊びですね」と言われる。
もちろんここで言う「言葉遊び(ことばあそび)」とは、言葉の持つ音の響きやリズムを楽しんだり、同音異義語を連想する面白さや可笑しさを楽しむ遊びのこと。
そう言いたくなる気持ちはよく分かるが、僕はそうじゃないことを説明するのにいつも苦労する。
以前「世界は言葉でできている」というテレビ番組に触発されて「言葉は世界でできている」という言葉を編み出した

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