「地域の企業内診断士の働き方」   ~21'/11/27特別公開体験会向け寄稿~

 本稿は、2021年11月27日(土)の栃木県企業内診断士研究会オンラインサロン特別公開体験会「中小企業診断士の日」記念に向けて寄稿しました。地域の企業内診断士の活動を、私の実体験を元に書き連ねていきます。企業内診断士として、どう本業で活かすのか、はたまたどう副業で活かすのか、参考になれば幸いです。

【本業で中小企業診断士を活かす】
 私の勤務先の業務は、事業戦略の立案、技術マーケティング、商品企画となっており、とても恵まれていることに、どれも中小企業診断士で学んだことが活かせるものになっています。
最初からこの環境だったわけではなく、もともとは技術者として、生産技術開発を入社以来、従事していました。技術以外のスキルを身に付けたい、という思いから中小企業診断士を取得しました。その結果、上司に直談判して、社内異動を経て、今の業務に従事しています。
一番活かせているのは、財務会計の知識です。汎用性が一番あり、どんな場面でも使用できます。例えば、B/S(貸借対照表)、 P/L(損益計算書) は、商品化の採算性計算や他社財務分析に使用しています。新商品単体で、いつ黒字化するかは、経営層にとっては重要な判断基準です。キャッシュフロー計算、DCF法、減価償却は、商品化の投資対効果評価に使います。収益性だけでなく、商品を開発するための研究費や人件費、設備投資が、いったいいつその投資を回収できるのか、いくら黒字でも、投資回収が早期にできなければ、経営層はゴーサインを出してくれません。
企業経営理論、二次のマーケティング・流通で学ぶ、PPMや5フォース等のビジネスモデル、SWOT分析等の事業分析は、自社の事業戦略構築、他社分析において、説得力を持たせることに役立ちます。その他、経営法務のM&A、会社法、独禁法などの知識は、他社分析だけでなく、アライアンス提案にも活きています。経済学・経済政策のマクロ経済学は、マーケティングの市場調査において、市場分析のバックグラウンドとして非常に役立っています。
運営管理、二次の生産・技術で学ぶ、生産管理、品質管理、IEは、業務上かならず発生する工場との調整に非常に活きました。生産現場の背景がわかっているかいないかで、業務の進めやすさは格段に変わります。これは、以前の業務の生産技術開発でも、開発側の独りよがりにならず、生産現場でしっかり使ってもらえる装置開発をするために役立ちました。

【副業で中小企業診断士を活かす】
 当たり前ですが、まず勤務先の就業規則を確認します。必ず副業に関する記載があります。実際、企業の副業の容認動向は、2021年で条件付きも含めて55%とやっと半分を超えたところです。しかし、内条件付きが30%なので、まだまだ企業にとっては、手放しで副業を認めるという流れは小さいようです。
さて、私の活かし方については、・・・やはり、センシティブな内容なため、ここでの記載は割愛させていただき、公開体験会当日で生々しく語らせていただきます。ぜひ、公開体験会の方、ご参加、お待ちしています。

※21'/11/27特別公開体験会 「地域の企業内診断士の働き方」 コンテンツ
イントロダクション
  私の自己紹介
  栃木県中小企業診断士会の紹介
  栃木県企業内診断士研究会の紹介と活動
中小企業診断士資格について
  中小企業診断士資格の紹介や取得方法、資格維持
  私が中小企業診断士を取得するまで
本業で中小企業診断士を活かす
副業で中小企業診断士を活かす
中小企業診断士資格と地域ネットワークの相乗効果



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