「欲しいもの」のなかから「本当に今の私に必要なもの」だけを手にする
先日、奨学金に関するツイートをした。ここに書いてあるとおり、新卒入社した会社の給料はとても低かったので、当時の節約魂、いや、貧乏性が抜けない。
タイトルでは少し良い感じに表現してしまったな。
世の中には、節約グッズ、便利な収納アイテムなどが溢れているが、その支出すら惜しい時代を経験している自分は、極力「買わなくても済む方法」を考える。
最近も、書類が増えて収拾がつかなくなってきたこと、細々とした薬やガーゼなど、医療系のものが意外と整理できていないことを解決すべく、
安易に、プラスチック型の収納棚を買おうかとスマホで検索していた。
でも、この棚って本当に必要なのかな?他にできることってないの?
というわけで、まずは何をするにも現状把握だ。どのぐらいの書類や薬が溢れていて、それに対し部屋のスペースのどの程度が足りないのか、まずは知る。
1)片っ端から書類を出して、要・不要の判断をする
2)薬系も同じように用・不要の判断をする
3)あるべき所に片付いていない部屋のものを、全て定位置に戻す
4)長年空けていない収納箱から部屋の荷物を見直し、要・不要の判断をする
自分なりにこんな行動をとって、いらないものをどんどん捨てた。
そうしたら、書類は当初の6分の1ほどに減った。薬はあまり減らなかったが、なぜか3カ所ぐらいに分散させて保管していたことに気づいた。いつ探しても目当ての薬が見つからなかった理由が分かった。
書類・薬以外でも、不要なものは多かった。地味に場所をとっていたのは、5年以上使っておらず、処分が面倒そうで放置していたアロマランプ。そして、大学生時代に使っていた分厚いノートパソコン。
ノートパソコンは、然る手続きのもと、メーカー宛に送ればリサイクルに回してもらえるらしい。アロマランプは、自治体のゴミ分別センターみたいなところに電話して、最適な処分方法を教えてもらった。
こんなことをしていたら、部屋にスペースが生まれ、書類や薬をしまうスペースも生まれた。
一時の迷いで、「これでいいや」と妥協で収納棚を買ってしまう事態を回避できた。
未来の自分を救ったんだ。
最近思うのだが、私は未来をかなり見据える傾向にある。ネガティブだと自認していたが、常に未来がある前提で考えているなんて、実はポジティブなのではないだろうか。
さて、話は戻すが、妥協で家具を増やすと、見た目や使い勝手を気に入っていないがゆえに「なんでこれ買っちゃったんだろう」と後悔したり、
引っ越しの時に「この棚捨てるか…?」と、結局手放す…余計な工程を踏むハメになったりする。
という意味でも、自分の未来を救ったと思っている。
増やす前に、減らす。
増やすなら、長く使えるもの。本当に気に入ったものだけを買う。
気に入ったものなら、多少高くても良い。気に入らないものを買うより、長い目で見るとお得だから。
ネットのおかげで、なんでも手に入る世の中だけど、そのなかから
自分の手におさまる量、自分の手にフィットするものだけを選ぶ。
もちろん、貧乏ゆえに、安さに飛びついて失敗したこともあります。
でも、そのおかげで、経験から、選ぶことができるようになってきた。
自分の家がどんどん好きになっていっているのも、その証拠なんだと思う。
人間関係も同じで「人脈人脈!!」と無心で飛びついていた頃の"人脈"は途絶えているし、あの時血迷って買ったワンピースは雑巾になっている。
ちなみに、深く考えず買うものももちろんある。
あちこちオードリーのグッズがそれ。なぜかと言うと、私の心を少し軽くさせ、笑顔にしてくれる番組だからだ。
グッズを身に纏うと、それに似た感覚が生まれる。使うだけでご機嫌になれるなんて、買わない手はない。なんて素晴らしいアイテム。
私はミニマリストでも、ルールをガチガチに組んで管理するの大好き人間でもないので、これぐらいで良いんだ。
貧乏性を良い方向に働かせて、生きていこう。
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